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哀愁が漂うあの瞬間

こんにちは。すいです。

最近、左顎がとても痛い毎日を送っており、大好きな食事の時間も苦痛を伴うようになってしまいました。歯医者さんの予約をしたので、どうか治ってほしい。

この左顎の痛みは、初めてなのに前にも経験したような気がしています。顎から懐かしさを感じる。
何だろうと記憶を遡ってみたら、子どもの頃にかかった、おたふく風邪でした。

何歳のときにかかったのか、どのようなタイミングで、何が原因だったのか、細かいことは何も覚えていないけれど、耳下らへんに激痛が走っていたことは覚えています。痛かった記憶って、しっかりと感覚が残っているものなのだと、感服してしまう。
そして、妙に覚えているのは、激痛が走っていたことよりも、おたふく風邪にかかっている中、食べた天丼です。

なぜ、そのような状態で天丼を食べる流れになったのかは、全く覚えていません。
ただ、「なんでこんなときに限って大好きな天丼……?」と、誰にぶつけることもできない恨みと悲しさを、子供ながらに感じたのをよく覚えています。

人生の中で、確実に哀愁が漂っていた瞬間だと思う。

そういえば、小学生か中学生の頃、インフルエンザにかかってしまい、祖父の家で休ませてもらっていたとき、布団に入りながら眺めていた天井のこともよく覚えている。今でも時々、その天井を思い出すことがあります。

あれも、完全に哀愁が漂っていた瞬間。

楽しい思い出がいっぱいある人生も素敵だけれど、こういった哀愁を感じる瞬間が所々に散らばっている人生も素敵な気がする。悲しいとか、苦しいとか、辛い、とかではなく、"哀愁"なのが良い。

私が今、左顎を痛めていることで生まれる哀愁もあるのでしょうか。何年か経っても、残るような哀愁を漂わせていきたい。そのために、今はこの痛さをしっかりと噛み締めようと思います。もちろん、早く治るのが一番だけれど!

皆さんも、哀愁を漂わせつつ、病気は早めに治療していきましょう〜!

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