ジャック・オー・ランタン
こんにちは。10月は、ハロウィン。カボチャのお化け、ジャック・オー・ランタンは定番ですね。
しかし、このお化けがカボチャ頭になったのはアメリカが出来たあたりのわりと新しい時代、らしいです。
アイルランドやスコットランド、おそらくケルトにも伝わっていた古くからの伝統的なジャック・オー・ランタンは、カブの頭。
諸説のなかに、愚かな男が悪魔を騙して地獄に行かない約束を取り付けたら、魂が堕落しているので天国へも行けず。
カブあるいは新しいものでカボチャ(アメリカ大陸では、カボチャの生産が多かったためにカブから変わったそうです)に憑依してこの世を彷徨う……という代表的な伝説もありますが。
これもまた、キリスト教に影響された新しい伝説のようで。
文字のない、ケルトのころには故人の頭蓋骨のなかに火をともすと、その魂が戻るということで祝福をされていた……という風習が元だとか。
白いカブは、頭蓋骨の転用なのかもしれないそうです。
ウィキ先生によれば、のウンチクですけれども(*^^*)
古来の神話には、地下世界や黄泉の国など、あの世はあっても天国と地獄の二分割はないお話も多いので、おそらくそうなのだろうと。死者が蘇るのを悪、恐ろしいことではなく祝福して迎えるかたちは、お盆にも通じるように思います。
文字の記録ではない文化に思いを寄せるとハロウィンもまた格別な気分に。
今回は、伝統的なカブ頭のほうのジャック・オー・ランタンを描いてみました。
黒を背景に、ちぎり絵でお化けのおどろおどろしい雰囲気を出そうとしたものの、なんかひょうきんな感じになったのは作者、すーのテイスト……。
それでは皆さま、すこし早いですがハッピーハロウィン〜♪
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