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ミロ展 日本を夢みて(愛知県美術館)

名古屋市の賑わいある街のひとつ、地下鉄のさかえ駅と久屋大通ひさやおおどおり駅のあいだに位置する、愛知県美術館。久しぶりに足を運び、母と「ミロ展 日本を夢みて」を観てきました!

スペインと言えば、パブロ・ピカソ、アントニオ・ガウディ、そして彼、ジュアン・ミロ! というくらいの巨匠。そんな巨匠が、ジャポニズムブームのスペインで日本の美術と出会い、強く影響を受けていたことに焦点を当てた多くの作品が集まっています。

絵だけの表現にとどまらず、文字と絵を組み合わせてみたり、書のような絵を描いたり、浮世絵や写真などをスクラップして取り込んだり、巻き物風にしてみたり、立体芸術であるオブジェや壺やに、挑戦してみたり……。どんな作品になろうと、あの「にゅよーん」もしくはそれこそ「みろーん」とでも言うべき曲線というか、子どもの表現のようでいて、実はもとには緻密な設計図があるような、個性。

彼が生きた時代のスペインは、多くを度重なる戦争で苦しみのなかにあったはずですが、避難先のマジョルカ島のアトリエ暮らしがそのなかでも安寧をもたらしていたのでしょうか。

芸術作品を比べてしまうのはアレなんですけど、同時代の画家やアーティストが戦争のさなか、どん底の暗いタッチを表現するなかで、独特のユーモアを失わずに大成した方だったのだなあ、そして日本がとことん好きで、日本の芸術を大好きなヨーロッパの芸術家、そして日本の芸術家たちとも温かな交流があったのだなあ、と感じました。

↑ こちらは、おみやげ。ミロだけにとどまらないスペインテイストが素敵だな、と思って購入♪

そして、ミロ展のこと、というよりもうちの母のことになってしまうのですが、母の日にプレゼントしたMICHIKO LONDONのバッグと、足に負担が少なくて歩きやすいポロの靴を喜んでこのミロ展に身に着けてきてくれたんですね。そんなに喜んでもらえると、ときどきケンカもしますけど、プレゼントして良かったな、と思います。

20年以上前、親には文句ばっかりだったころから少しは成長したかも(笑)

↑ こちらは、ここ数年ですっかり新しくなった久屋大通公園、テレビ塔のあたりで、ゲットしたイタリアの老舗チョコ・ジェラートのお店Venchiの量り売り商品。帰宅後さっそく食べてみた、お店の方おすすめの昔からの味ジャンドゥーヤ、おいしゅうございました。

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