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「失敗してもいい。とりあえずやってみる!」若いスタイリストさんたちに届けたい想い

この記事では、「自分に合った働き方」を求め、業務委託で活躍されている柴田 美優氏の「美容師人生」に迫ります。

皆さん、こんにちは。美容師さんをよりイキイキとした人生へ導くメディア Stylist UPです。弊社(株式会社RenBao)が運営しております美容師転職サービス Beauty Angelでは、累計3万人以上の美容師さんが登録・利用しており、美容師さんの「人生」を誠心誠意サポートしてきました。Stylist UPは、日々活躍されている美容師さんの「人生」についてクローズアップし、発信していくメディアです。

柴田 美優 Miyu Shibata
株式会社Likoが運営するサロンに勤務中。
ワークライフバランスを見直すため、Beauty Angelにて転職活動開始。「自分の居場所」を今のサロンで感じることができ、2022年4月に入社。

自分のペースだからできる成長

--転職から実際に働かれてみて、現在どのようにお感じですか?
またどんなところに働きやすさを感じられていますか?

 今の職場に転職して良かったと思っています。今までの会社は時間制限が厳しく、また給与面で厳しさを感じていましたが、現在の会社では自分がこなした分だけ評価していただけており、その点は満足しています。

初めての勤務先では朝8時半〜夜9時まで12時間以上の時間拘束がありましたが、現在は予約の状況次第では残業もありますがそういうことはなく、大分楽になりました。

給与面でも、前の会社と比較するとおよそ10万円は上がっており、生活面でも余裕が持てるようになりました。 

--では実際にお仕事をされている中でどんなことに楽しみを感じられていますか?

一番はお客様がいらっしゃることですが、その中でも特にヘアーカットをしている時に楽しみを感じています。初めて勤めたサロンの環境や上司になった方に対して不満が募り、いつでも辞めてやろうと思いましたが、その前にカット技術だけは極めてから辞めてやろうと思って頑張りました。

--現在、ご自身では理想の美容師として働けていると感じられていますか?

そうですね、理想には近づけていけているのかと思っています。売り上げや指名数など出てくる数字も仕事を続けていく上での原動力として感じています。可能であれば総売上の全てを自分の指名で埋められたらなとも思います。

--そのために心掛けられていることなどがあればお聞かせください

 接客面では施術中のお客様との距離感に気を使っています。私はあまり積極的に会話をする方ではありませんが、そのせいで遠く感じられてしまわないよう、一方で近づき過ぎないようにと。

--では現在の職場で学ばれたこと、あるいは成長したと実感されることなどはございますか?

 業務委託ではスピードが重要になるため、その面では多少素早く業務をこなせられるようになったのかなと思っています。あとは周りの状況、例えばたくさんのお客様を掛け持たれるスタイリストさんや、業務スピードが早いスタイリストさんなどがいらっしゃる中で、店側の状況に応じて、業務をさばく導線を見極められるようになったのかなと思います。

また的確な助言やアドバイスをいただける先輩がいることも心強く感じており、人間関係も良好にいっていると感じています。

「なんでもやってみる」から始まる美容師人生

--柴田さんが美容師になろうと思ったきっかけや出来事をお聞かせください

柴田:そもそものきっかけは母が美容師をやっていたからという事で、自分もやってみようかなといった軽い気持ちから始まっています。

 --では美容師を目指されている頃、こんな美容師さんになりたいといった具体的な理想像などはありましたか?

 具体的な理想像というよりもむしろ、漠然とお客様が喜んでくれれば、それが理想かなと思っていました。断定まではできませんが、実際に現場の声やお話を聞いて漠然とこれで良いのかなと思っています。

 --美容師を続けてきてよかったなと思える瞬間を教えてください

前のお店から今の職場までついてきてくれているお客様が何名かいらっしゃり、例えば「ヘッドスパが上手」、「今までの中でも一番気持ちいい」というような嬉しい反響をいただいたときです。4年間私を慕ってくださっているお客様からは「あなたは指が温かいからいい」というお声もいただきました。笑

--柴田さんの美容師人生における軸(大切にしていること)は何でしょうか?

 私の場合は、なんでもやってみるという好奇心に重きをおいて生活してきました。失敗を重ねることもありましたが、何事に対してもまずはやってみることが私の中で軸になっています。

--今まで、どんな失敗がありましたか?

いっぱいあり過ぎて・・・ですが、例えばカラーを入れる際に、髪質を見誤って染料を選んでしまい塗り直したこともありました。。。(汗) 

自分を見失わず、親身な存在へ

 --今後は、どのような美容師になりたいとお考えですか?

 はっきりこうなりたいというものはありませんが、ただお客様に喜んでいただけること。それだけのために頑張りたいと思っています。
また、当たり前のことですが、健康管理は一番に考えています。健康でいないとお店には立てないので。その上で楽しく働きながら自分のファンを増やしていければと思っています。

--キャリアアップについては何かお考えですか?

 役職などのキャリアップについては積極的に関心はありませんが、自分よりも経験の浅いアシスタントの方などに技術面や教育面で自分が示せることを伝えていけたらなと思っています。以前の職場で私よりも若い世代の方々が問題になると簡単に次の職場に移っていく姿を見てきた上で、これからの若い世代には特に積極的なサポートをしてあげることが大切なのではと感じています。伸び伸びと気持ちよく自信を持って仕事ができるようになれば、強くなれると思うのではっきりとは言えませんが、5年ぐらいは腰を据えて続けることで経験を積み重ねていきたいと考えてます。