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足下から考える仕事術

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世の中にはいろいろな仕事術があふれていますが、その実践のためには、まったく新しいことを始めるとか、なんらかのツールが必要になるというものも多いですよね。そうではなく、もっと身近な…
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#学び

まるごと学ぶことと思考の粘り強さ

今月の始めに書いたエントリーでジェラルド・M・ワインバーグの本を取り上げたことがきっかけで、手持ちのワインバーグの本すべてを引っ張り出してきて手元において、他の本を読む合間に読み返している。 これまで読んでわかったつもりだった部分だったり、これまではそこまで刺さらなかった部分が、いま読むと大ヒットだったりして、やっぱり、本は読み返すものだなと思う。 自分がその時々で持っている知識や経験、問題意識とかによって、引っかかる箇所が変わってくるのが読み返す醍醐味だ。 同じ著者の

個人の救済は勉強だ

豊田章男氏が日本自動車工業会会長としての立場で、日本の終身雇用を守っていくのが難しいと発言し、Twitterなどでも話題になっています。 経団連の中西氏の発言もインパクトがありましたが、日本経済の中で規模的にも、心理的にも影響が大きい「自動車」関連の要人の発言ということで、より大きなインパクトがあるのかもしれません。 そんなニュースを見たあとだからか、たまたま見つけた学ぶことの大切さを切々と訴えるこの記事を思わず読み込んでしまいました。 忙しい人ほど学んでいる記事の冒頭

「石」を集められるような毎日を送っているか?

noteで本格的に書き始めて3日目。 いま、こうして書き始めていることで、なんとか3日坊主にはならないで済みそうなものの、今日のネタをあれこれ考えている時に、すでに他人の反応を意識してしまっている自分を発見。思考の癖を修正していくのって、日々訓練ですね。 ということで、奇をてらわず、昨日書いたワインバーグの「文章読本」からのネタの続編として、この本を読んで参考にしている文章を書くことについての話しを。 文章を書くために石(ネタ)を集めるこの本、タイトルは『ワインバーグの

「書いたものは、わたしではない」から始まる学び

昨日書いたエントリーでは、相手の反応を過度に気にしすぎて書けなくなってしまうようなこと、伝えることを躊躇してしまうことは、(それが仕事の場面でも、個人的な場面でもあっても)なるべくならない方が良いんじゃないかというようなことを書いた。 そういうことを考えるようになったのは、もちろん、昨日書いたとおり、日々の仕事がきっかけになっているのもあるけど、それともうひとつ、今年の正月休みに読み返したワインバーグ氏の『ワインバーグの文章読本』もきっかけのひとつになっている。 「文章読