見出し画像

RIP YOSHI🤞

「タロウのバカ」という映画を観た。

何も持っていない、ただ純粋なだけの少年たちがそこにいた。
何も分からない。親の愛情を知らない。学校には行ったことはない。

そんな奴らがピストルを手にする。
世界が変わる。

何でもできるような気がする。
怖いものなんて何もない。

さあ何をしようか

ってそんな映画。
主演の3人の好演が印象的だった。
菅田将暉と大賀とYOSHI。

菅田将暉と大賀が上手いのは知ってたけど、
YOSHIの姿には正直驚いた。

彼はとても自然に、映画の中に存在していた。
そこで生きていて、自然に笑って、自然に話していた。
これは生半可なことじゃない。
一目で見て分かる。表に出て輝くための才能を持って生まれてきたんだろうと思った。


YOSHIのことは映画を観る前から知っていた。
テレビのバラエティとか、この映画の番宣とかで見たことがあったから。

その当時はバカそうなガキだと思っていた。
敬語も使えないし、バカ丸出しの発言をしたりするから。

でも映画を観た今は思う。
彼はどこまでも純粋なだけだったのだ
僕たちはいつの間にか、純粋な自分を偽って、バカに見えないように振る舞う術を覚える。

何のために?

彼は本能的に知っていたのだと思う。
そんな本当の自分を隠して生きるより、
知らないどこかの誰かにどれだけバカにされようとも、
本当に大切なことは他にあるって。


そんな彼が亡くなった。

19歳の若さで
バイクで事故に遭って


彼の楽曲も初めて聴いた。

これからの彼の人生はきっと輝かしいものだったろうと思う。

どうして才能溢れる人は、こんな風に世を去るんだろうか

25歳にして、布団の上で映画を観るくらいしかすることがない自分がのうのうと生きているのに


葬儀に参列したYOSHIKIが言っていた。

残されたものは精一杯生きていくしかない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?