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マレーシア政府がロックダウンの延期(〜4/14)を発表 byきょんまま

※本記事は2020年3月26日に書かれたブログです。掲載内容は当時の状況に基づきます。

3月18日から始まったロックダウンの2週間延期が発表されました。当初3月31日までの予定から4月14日までの延長です。マレーシアでは3月15日に1日の新型コロナウイルス(Covid-19)感染者数が100名を超えてから、連日100名超えが続いていおり、行動制限から1週間がたちましたが、軍や警察が出動するなどかなり行動規制が厳しくなっています。

私自身は悩んだ末ロックダウン翌日に日本に一時帰国をしました。そのため現在のマレーシアの様子は友達から入ってくる間接的な情報も入りますが、この1週間の動きを少しご紹介したいと思います。

ちなみにこちらは3月19日のクアラルンプール国際空港(KLIA) の様子。多くのフライトがキャンセルされ人もまばら、空港内のお店も飲食の持ち帰り以外クローズしておりガランとしていました。

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ロックダウン前夜。突然州をまたぐ移動が禁止され、移動には事前に警察の許可が必要という情報が流れました。空港への移動も対象??〇〇は何州??と私たちも情報収集に大慌てとなりましたが、多くの人が警察に押しかけ収集がつかなくなるという事態になり、結果運用が一旦停止されることになりました。

Police rescind ban on inter-state travelling

さらには、帰国する家族を空港へ送るための移動時に、「自称」警察官に停車を求められ、罰金と称して現金を要求される事案が発生しているという注意喚起が週末大使館から届きました。

こんな出来事も、普段なら「マレーシアらしい」と笑って流せるのですが、その時は異国で未曾有の事態に直面中。さらに、入ってくる一次情報はマレー語か英語。こんな風に次から次へと出て来る新しい情報にこの先振り回されるのかもしれないと思うと、何やら不安になり急遽帰国を決めた次第です。

実際に、初日の活動制限令の遵守率は60~70%と低調であるとの認識が示され、当初は外出禁止ではないといわれていたものの、数日後には正当な理由のない外出は禁止とされ、さらに日用品や医薬品を購入する必要がある場合は,代表者又は家族のリーダーに限り,家からの外出が認められるという警告が出ました。3月25日からは全ての公共交通機関の運行時間は午前6:00~午前10:00,午後5:00~午後10:00に限定されるなど規制はどんどん強化されています。

今はコンドミニアムに併設されているジムやプールも閉鎖され、中には敷地内のプレイグラウンドで遊んだり、朝のジョギングも注意されているケースもあるようです。

スーパーは地域にもよりますが、1メートルづつ間隔を空けて並ばせたり、入場制限しているところもあるみたいですが、物がなくて困る事はあまりなさそうです。

また、「Show your GRATITUDE with the power of sound」という企画をして、時間になると一斉にドアやバルコニーの前で楽器や拍手等で音を出し、医療関係者等で働く人に感謝を示すような事を実施しているコンドミニアムもあるようです。

日本に帰国して驚いたのは、マレーシアにいてニュースで見ていた大変な日本という感じがあまりしないという事。イベント中止や施設閉鎖、休校にはなっているものの、東京では電車にはたくさんの人が乗っており、花見の場所には人が集まり、週末にレストランで食事をしようとしたら満席で断られる始末。母国に帰って来た安心感からか自分もかなり気が緩んだ気がします。東京でも外出自粛要請が出され、「ロックダウン」というキーワードもちらほら聞こえ始めました。今一度気を引き締めて過ごそうと思います。

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