動画をみて、どうやってまなびのココロを広げるのか?

▼はじめに
 学習動画配信サービス「スタディギア」が目指すもの。子どもたちの「まなびのココロ」を開く「きっかけ」となり、子どもたちの周りに「つながり」をつくる。教育とITとの結びつきが強まる中、既存のサービス以上に子どもたちの「学び」の可能性を広げる存在になる。ここでは、動画制作にあたっての思いをつづりながら、「スタディギア」を通してみなさまに感じていただけたらと思うことをお伝えします。

▼まなびのココロを開くには?
 「何となくでも、何かの教科や分野が好きだと感じる」きっかけになる体験には、単純な「おもしろさ」だけでなく、そのあとも自分で「おもしろさ」を発見できるような「学びをとらえる視点」が必要だと思います。たとえば、こちらの動画「変なコマ」と「浮力おじさん」

「変なコマ」
https://youtu.be/PoqfX__vWk4


「浮力おじさん」
https://youtu.be/6KnQctzAHZQ

はなたれ小僧とハダカのおじさんが、愉快な雰囲気をかもしだしていますが、そこから一歩進めて「実際に自分で試してみるおもしろさ」を伝えたい。この動画をきっかけにして、リビングやお風呂場が小さな実験室になったら……身近なモノの見え方が変わってくるのではないでしょうか。それから、こちらの動画「NEWSタイムスリッパ 武士の記者会見」は、悪口が大きな罪とされた鎌倉時代の話です。

「NEWSタイムスリッパ 武士の記者会見」
https://youtu.be/_N6zIbHnp2s

現代と過去の価値観のちがいを強調することで、歴史をたのしむ視点をお届けしたい。歴史をあえて現代の価値観でながめてみると、現代の感覚では考えられないこと、思いもよらないことが、子どもたちの目に鮮やかに写ります。同じ視点で、いろいろな歴史をみることができたら……おもしろく映るテーマは山ほど転がっているはずです。

 少し話は逸れますが、塾講師時代の話をすると、時事問題の学習をするとき、講師が解説形式で授業する部分を少なくし、毎週テーマを決めて、ひとりひとつずつ問題をつくってくることに。問題をつくるという視点でニュースを見て、さらに作問に必要な情報をインターネットで調べてみる。生徒たちはとても積極的で生き生きしていました。それまではなかった視点で物事をとらえる楽しさを感じてくれたのだと思います。

▼まなびのココロが開いたら?
 そして、まなびのココロが開いたとき……学びの世界の扉を開けて、子どもがひょっこり顔を出したとき、大切なものは、子どもたちの周りにいるひとたちとの「つながり」だと思います。たとえば、2018年には、60年前に枯死したはずの原木を高校生が発見したことがニュースになりましたが、好奇心をもって目の前のことに取り組めた高校生の姿が晴れやかなのに加えて(勝手な想像ではありますが)、その好奇心に対して真摯に向き合った大人の姿が透けて見える気がします。「スタディギア」が動画の内容を実践してみたり、調べてみたり、意見を出し合ったり……それぞれのご家庭・友だち同士で、そんなことをしてみたくなる動画サービスになることができれば、子どもたちの成長を応援する周囲の方々の力になれるのではないかと思っています。

▼おわりに
 一過性の楽しさに終わらず、その次の体験まで演出できる動画とはどういうものなのか……学びを中心にした「つながり」を生み出せる動画ではどういうものなのか……わたしたち「スタディギア」の模索は続きます。勉強があまり好きではない子どもにとっては、次の動画をタップしてみるだけでも誰かに「ねぇねぇ!これ知ってる?」と言えるだけでも、十分に積極的な学習体験です。このような歩みを積み重ねていった先に待っているおもしろさにたどり着いてほしい!動画配信サービス「スタディギア」は歩みを止めません!ひらけー!まなびのココロ!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?