見出し画像

ボルネオ島コタキナバルの海洋公園でキャンプができるって本当?その1

トゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園には、ガヤ、サピ、マヌカン、マムティック、スルグという5つの島があります。

この中でも宿泊施設がない

⚫︎サピ島
⚫︎マムティック島

でのキャンプが可能です。

観光客が1番多く訪れるサピ島でキャンプをしてきました。

どうすれば島に泊まれるの?

事前予約などはいりません。
島に渡ってから、宿泊したい旨を告げればいいのです。
どの島も桟橋を降りて小屋を通ります。
ここで、海洋公園の入島料を払うのですが、キャンプの使用料金も一緒に払えます。

島に渡る前に往復のボートを予約しないとならないので、帰りのピックアップも忘れずに予約しましょう。

最終ボートで渡り、翌日10時に戻るチケットを購入

もう少し早く出て、海で遊びたかったのですが、生憎の大雨でボートが止まってました。
ジェッセルトン・ポイントで1時間ちょっと待たされ、
船が出せるか分からない
と言われていた状況だったのです。

幸い、5時少し過ぎに船を出してもらえることになり、貸し切りでサピ島に渡ることが出来ました。

島での過ごし方

そんな訳で、島についた時には受付も誰もおらず、公園使用料を払う相手もいませんでした。

後から知ったのですが、テントを張るスペースがきちんとあるんです。

そんなことはゆづ知らず、勝手にビーチにテントを貼りました。

もっと早く来れば食材を持ち込んでBBQがしたかったのですが、平日の、しかも子どもたちは学校から帰って来てからでかけたので、お弁当持参です。

貸切の砂浜で遊んだり、テントで本を読んだり、誰もいない島を満喫できました。

1人、イギリス人の若者がいました。
木の枝を拾っていた時に会ったのですが、彼は観光客用のブッフェテーブルでひたすら石を積み上げてました。

火をおこす経験

小枝を集めてきましたが、土砂降りの後なのでどの枝も湿っています。
なかなか火がつきません。

持っている紙切れを探し、ライターで火をつけて頑張って火をおこしました。

夜の訪問者

島に入ったころから遠くにはいたのですが、夜になるとイノシシがすぐそばまで降りてきます。
観光客が捨てたゴミをあさりに、山から降りてくるのです。

その勢いは凄まじく、ゴミ箱が全てなぎ倒されてました。

もれなく、イノシシたちはテント付近までやってきたのです。

火も怖がらない

さっきまで、和気藹々と火をおこしてましたが、こうなると必死です。
イノシシが来ないように更に木を集めて火を燃やします。
イギリス人の若者がいて本当に良かった。。。

しかし、火を怖がる事もなく、踏み潰して歩いてます。
目が見えないのか、数メートルの距離に人間が何人もいるのに、知らん顔です。
猪突猛進
文字通り突進してくるので、こんなのに体当たりされたらたまったものじゃありません!

寝る場所を確保

このままでは危なくて寝られない、と言うことになり、桟橋の小屋まで荷物とテントを運びました。
若者もテントを背負って隣に立てることになりました。

夜中に島に住み込んで働いてるおじさんが来て
バビ(ブタ)が来たのか?
と尋ねられました。

ひとまわり見回りをして家に戻って行ってしまいましたが、誰にも存在を知られていなかった自分たちのことを把握してくれる人ができたことにちょっと安心しました。

貸切の海

翌朝は晴天です。
サピ島は透明度が1番高いとも言われますが、そのため観光客が多すぎるのです。
そんな島をほぼ独り占めできるんですよ!

1番のボートが来るまで、貸切の海を満喫できました。

サピ島はトレッキングコースもあって、島の反対側まで歩くこともできるんです。
ビーチにも降りてきますが、この島はモニターリザードが多いことでも有名です。
大きいと身長120cm程度のオオトカゲが目の前を歩いている!なんてこともあります。
危害はなさそうなので、眺めてる分には安全です。

キャンプのポイント

⚫︎ジェッセルトン・ポイントで往復のボートを予約する
⚫︎入湯料と宿泊代を払う
⚫︎RM50でレンタルテントもあり
⚫︎売店は4時ごろで閉店するので、それ以降の飲食料を確保すること
(持参してくるのがおすすめ)
⚫︎トイレはパブリックトイレが使用可能

イノシシに注意!!

ちなみに、マヌカン島にはイノシシがいません。

イノシシに出会いたくない人はマヌカン島でのキャンプをお勧めします。
同じ海洋公園なので、同じ手順で宿泊できます。

サピ島も指定のキャンプ場所にはイノシシが来ることはなさそうですが、そこに泊まった友人も、ガザガサゴミをあさってる音が聞こえて怖かった〜と言ってました。

イノシシサバイバルのキャンプを楽しみたかったら、サピ島をお勧めしますよ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?