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映画の舞台にもなった「ケリーズキャッスル」

マレーシアのイポー に旅行しようかな、と思ったことがある人は、この名前を目にしたことがあるのではないでしょうか。

このお城、映画「アンナと王様」や「セカンドバージン」の舞台になっているんですよ。
イポー 郊外にあるケリーズキャッスルを紹介します。

ケリーズキャッスルとは?

ウィリアム・ケリー・スミスというスコットランド人の邸宅として作られた家です。
しかし、1915年に建築を始めたものの、建築途中の1926年にケリー氏が亡くなってしまい、現在も建築途中のまま廃墟として残されています。
いわくつきなんですね。

建設中に第一次世界大戦が勃発したり、その後も工事にかかわる人が次々と倒れることが相次ぎ、工事を中断してヒンディー寺院を建てたのだそうですよ。
並びには立派なヒンディー寺院があります。

未だ完成しないキャッスル。

見学中も修復工事の人がせっせと働いていました。
ケリーズ氏の霊が彷徨っているのではないかという噂もあるとか?

中の様子は?

ジャングルの中に突如現れる廃墟。
廃墟に行くには川を渡り丘を登ります。

道こそはキレイですが、未だ周りは何もない場所です。

なぜここに家を建てようと思ったのか、何に魅了されたのか気になりますね。

ケリーズキャッスルのある「バトゥ・ガジャ」はマレー語象の洞窟という意味。

象と言えばヒンディーの神様ですよね。インドと何か深いつながりがあったのかも知れません。

インド建築に魅せられたというケリー氏の家は、アンコール王朝の遺跡の雰囲気があります。

1番手前はリネン室とされる部屋がありました。

一部屋だけ家具が置かれた部屋があります。
西洋とアジアがミックスした調度品は、このような雰囲気になったのではないかと想像の元セットされたのだそうですよ。

ダイニングホールの手前には中地下のワインセラーがありました。
写真はフラッシュをたいていますが、実際は真っ暗です。
何かいそうな雰囲気を醸し出してます。

ダイニングホールは庭に面していて、目の前を流れる川と景色が一望できます。
今は一面パームツリーになってしまいましたが、昔はどんな景色だったのでしょうね。

3階建の城は各階にゲストルームが用意されていました。
急勾配な階段と、となりにはエレベーターをつける予定だった跡があります。

最上階に行くと周りを一望できます。
ロープがはってあるだけなので、くれぐれも気をつけてくださいね。

ケリーズハウス

となりに建つのがハウス、自宅です。
こちらはキャッスルほど修復が進んでいないので、遺跡を見るようでした。

行き方は

イポー郊外といっても、かなり距離があります。
実際にはバトゥ・ガジャという町です。
車で30分はかかります。

バスは走っていない路線なので、バトゥ・ガジャからタクシーが一番安い方法でしょう。

イポー発のツアー、またはKLからイポー方面のツアーに含まれていることが多いのではないでしょうか。

入場料は

外国人が多く訪れる場所なので、入口でIDの提示を求められます。

なので、外国人料金は免れません。

大人RM /子どもRM /駐車料金RM1

これらがケリーズキャッスルの修繕費に充てられることを願います。

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