海外留学する前ってどのくらい英語力が必要?〜幼児の勉強編〜
今の時代、海外に留学を考えてる方も多いと思います。
どの年齢をとっても楽なことではありませんが、子どもの年齢が低ければ低いほど、親が関わらなければならない事も多いでしょう。
逆に年齢が上がれば、教えるにも親の力及ばず、ということも多々あります。
日本語としてのベース言語が確立していたら親と同じやり方で理解することはできるかもしれません。
でも、日本語もままならないと、自分が英語を勉強したやり方では教えられないんです。
そもそも教えることが無理。
日本で英語教室に通っていたし、英会話に行っていたし、では歯がたたないこともあります。
今回はY1の次男がとんなことをしているか、をご紹介します。
ケンブリッジと日本教育の違いは
全貌が見えていないので、感覚でしかありませんが、一言で言うとロジカル。
幼児期から基本的なことを学び、それに肉付けしていく感じです。
Y6の試験でY5で学んだ事も含めて出題者されたこともありました。
日本はこの学年でこれを学ぶというのが明確に決められていますが、この辺りは学校次第になります。
そして大きく異なるのがプレゼンテーション。
とにかく、自分の言葉でプレゼンすることがたらふくあります。
オンラインの宿題で1番手を焼いたのがこれ。
問題を解けば良いわけではなく、
「どのようにこの答えを導いたか」
「家の中の三角を見つける時に、どんなことに注意したか」
本を読んで
「この子はどんな事を思ったか」など、本人が話してる動画を送るのが宿題でした。
自分の言葉にする、それを話す。
我が子の場合、私とやってると日本語になってしまうので、じゃあそれを英語でどんな風に言おうか、を話し合います。
「自分の言葉で」の指示があるので、本人の口から言葉がでるまで待ちます。
EYの頃からこんなことをしてるのだから、プレゼン力は上がるでしょうね。
ちなみにセカンダリーのGPはテーマを調べてプレゼン、プレゼン、プレゼンでした。
さて、マレーシアのインターに限っていうと教員資格がなくても先生になれるそうです。
ま、日本のインターも日本の教員資格は要らないですよね。
ただ、ゴールが明確です。ICGSEのケンブリッジ卒業試験、そしてAレベル。
皆がここに向かうので、そこを見据えてどう教えていくかはそれぞれの学校、先生が考えているところでしょう。
とは言え、ケンブリッジテキストを使っているところが多いと思うので、どこもケンブリッジのカリキュラムに沿った授業を行っているはずです。
では、具体的にはどんなことをしているのか見てみましょう。
English
我が子の通う学校ではEnglish textを使っていません。
Reading , Speaking ,Grammar ,Writingを柱としています。
Readingはミニブックを読んでいます。
どの言語も本を読む、これに尽きますね。
実のところ本の内容はEYのほうが難しかったのですが、触れることから身につけることに変わっていっていきます。
すこーしずつですが、have,be going,などのセンテンスも具体的にやって行きます。
reading bookにも普通に出てくるし、普段使ってる言葉ですが、言葉の意味や使い方を確認していくといった感じ。
Maths
りんごが1つ、バナナが2つ合わせていくつ?というやり方もしますが、
1+1=2
“One plus One equal Two”から入ります。
+、−、=、〉、〈などの記号の名前も教えます。
ナンバーラインやひっ算の方法もEYでやりました。計算が出来るか出来ないかというよりは、手法を教えるといった感じです。
ナンバーラインを使うことで、マイナスの数値が出てきてもすんなり理解が出来るのだと思います。
tensとonesに分けて考える方法もやりました。
いろんな角度から展開していってます。
計算をさせる、文章題をやる、というより「数の概念」を定着させてる印象を受けます。
下はY1の問題ですが、上の子の話では編入試験の際にも同じような問題が出たそうです。
時計、図形なども入ってきています。
立体もさらっと経験し、頂点がいくつあるか、辺がいくつあるかなども確認します。
さて、Plus(プラス)Minus(マイナス)Equal(イコール)なら日本でも使われるので分かりますよね。
では、>や、<は?
<はgreater;、>は less
テキストを見るとこんな言葉が使われています。
Science
日本の学校では「生活科」として学びだし3年生から「理科」になります。
でもケンブリッジではEYからScienceとして学び始めます。
植物、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類など具体的な特徴をEYで行っていました。
今までならこんなに子どもの授業に関わることはなかったでしょうが、Covid-19のお陰でオンライン授業となったため、すべての授業につきあうことになりました。
一緒に受けている中で、普段、日常生活では使わない単語がたくさん出てきます。
オンライン授業中に
「ママ comon って何ー?」
と次男に聞かれました。
一般的にとか通常が浮かびましたが、6歳の子に「一般的には」なんて話しませんよね。
まぁ本人が先生に聞けばいいのですが、どう言ったら理解できるのか困った事がありました。
これは、子どもたちが書かれてるイラストを見て、友達との共通点を見つける、違う点を見つける。
という問題に出てきたのですが、肌の色が違う、髪の色が違う、日本ではあまりないのでこういった区別をさせることもしない。
むしろ同じところしか見ないのではないかと思います。
なんとなく分かってるけど、特に言葉にはしない事。
見た目だけではなく、僕は犬が好きだけど、○○は猫が好き、ドーナツが好き、嫌いのように具体的に言葉にして認識していきます。
人と違う事を学ぶって言うのが新鮮でした。
あとは身体のパーツを分類する。などなど。
Headに分類されるのは、head,hair,eyes,nose,mouth など顔と頭の部分
Trankは、お腹や胸、硬い
Limbsは手、足、細かく分けるとひじ、ひざ、かかと、つま先、指
素材の授業もありました。
プラスチック、布、ゴムなど、何から出来ているか、手触り、匂い、見た目などで確認します。
植物も、根、茎、葉、花、実を学びます。
英語で言えますか?
その他の授業は?
Character Education
キャラクター(個)の教育。日本で言ったら道徳みたいなものですかね?
感情に焦点をあてることが多いです。
自分がどう感じるか、というのを言葉にしていってます。
また、道徳でもあり、不審者にあったらどうしたら良いか、プライベートゾーンなども確認していました。
Music
PhiscalEducation(体育)
体を動かすだけじゃありません。
どんな栄養を摂ったら良いか、の話もありました。
スナックやジュースで糖分ばかりとったらダメよ。白いものは避けなさい、なんて事を言ってくれます。
この話はScienceでもありました。
Chinese
chineseは第一言語と第二言語があります。学校側で振り分けますが、希望があれば下がることは可能。ただし、上がるのは容易ではありません。
Malay
我が子の学校ではマレー語クラスが1つ。つまり第一言語と外国語に分かれていないので、レベルのほどは分かりません。
チャイニーズタウンならではですかね。
でも、先生は容赦なくマレー語だけで授業を進めてました。
英語との違いがハッキリ分からないと混乱するんじゃないかと思いますけどね。
ジャムは英語でJamですが、マレー語だとJem
バスも英語だとBusなのにマレー語はBas
当たり前ですが、全ての授業が英語で行われます。(中国語・第一言語のクラスは中国語のみで行われてるようです)
言語に関わらず、話をして聞いてない子っていますよね。
理解できてないから聞いてない、聞いてないから分からないの悪循環。
年齢がある程度上の子は、分からない単語を調べ、日本語で理解することが出来ますが、小さいとそうもいきません。
どこまで授業(中の言葉)を理解できてるか、これがダイレクトに成績につながります。
あ、結果どこの国でも同じってことですかね。
共通しているのは「本を読みましょう」
日本の学校も読書の日とか、読書週間とかありますよね。
このご時世、本屋に英語の本がなくてもネットで読むことも出来ます。
本を手にとって欲しいところですが、どうしてもない場合は使うのもありだなと思うようになりました。
これから小さいお子さんを連れて日本を出ようと思ってるなら、簡単な英語の本をたくさん読ませてあげてください。
Y1も始まったばかり。しかもオンライン続きなので、この後どう発展していくのか、成長していくのか、また記したいと思います。
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