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父ちゃんの想い

こんばんわ✨

気まぐれ投稿の時間がやってきました。
今日はなんとなく僕の中で、忘れちゃいけないなーと思う事があったので記しておこうと思います。

日記みたいなものです。
読まれている方の事は完全に無視して書きます。笑

僕が僕のために書きます。
もし興味あれば最後まで付き合ってやってください。

では参ります。

【父ちゃんの想い】

今日の夜ご飯の時、父ちゃんと二人で食卓を囲んでいた。

いつからだろうか。父ちゃんと二人での食卓ではあまり会話が弾まない。
以前仕事帰りでよく二人で食卓を囲むことがあった。

お互い仕事終わりからなのか、会話は少ない。
父ちゃんは新聞を見ながら食事をしており、傍で僕は携帯を見ながら食事をしていた。

その時の母ちゃんはというと、居間でテレビを見ている。
時より、笑い声が聞こえる。

こんな感じの日常が続いていた時があった。

いつからかわからないが父ちゃんとの会話が続かなくなった。
もちろんお互いに嫌っているわけではない。

母ちゃんとは今日合ったことを普通に話すのに、なぜか父ちゃんにはそういった話はあまりしない。

そんな中、今日の夕飯の僕と父ちゃんの会話はものすごく面白かった。

なんでこの流れになったかはわからないが、僕が以前勤めていた地元の中小企業の時の話題になった。

高校を卒業した僕はそのまま地元の会社に就職した。
大学にいくのがあまりにも嫌だったから、中学の時から工業高校に進もうと決めていた。
なんせ勉強に苦手意識があったのだ!

大学は楽しいところなのかもしれない。だけどそれ以上に勉強をする事がいやだった。

僕が就職先を選ぶ際に、目の前に選択が二つあった。
一つは電気関係の会社。それなりに名前が知れており、地元の方であれば、まぁ大体が聞いた事あるもしくは知っているというような企業だ。

そしてもう一つが僕が就職先に選んだ中小企業だ。

高校生の僕が当然、「会社」「企業」といったことを知る由もなく、就職先を選択する際の相談相手の一人に父ちゃんは入っていた。

僕はそんな父ちゃんや周りの人の言葉をガン無視して中小企業を選んだ!

相談とは一体、、、
と思われるかもしれないが、まさにその通りだ!
ある一つの理由があって、僕は僕の進みたい道を選択した。
この理由とやらはあまりにもくだらない内容なのでここでは省略する。
(墓場まで持って行こう。口が裂けても言えない😁)

その僕の圧倒的に揺るがないゴリ押しに父ちゃんは背中を押してくれたのかわからないけど、まぁ納得してくれたものだと思っていた。

だけど、今日思い知ったのだが、その選択に全く納得はしていなかったし、「失敗」だと頭を抱えていたらしい。
そんな事は1ミリも考えていなかった。

そんな話をしているとだんだんと父ちゃんの目頭が熱くなってきた。
珍しい。僕の父ちゃんが涙を見せるのは本当に稀で、今まで29年間生きてきたが、それほど見てきたものではない。

本当に色んな事を思っていたのだろう。
心配かけてごめん。。

そこから僕は地元の中小企業で7年ほど勤めて退社をするわけだが、その間の父ちゃんは本当に「早く辞めてくれ」と願っていたらしい。

節目となる1年が過ぎ、3年が過ぎ、5年が過ぎ、、、
ここでずっと働くのだろうか?と思っていたらしい。

たくさんたくさん苦しい思いをさせてしまっていた事に今日気付かされた。

「早く辞めてくれ」と願っていた父ちゃんの気持ちなんて本当に1ミリも気づかなかったんだ!

きっと色んな思いがあったのだろう、目頭を熱くさせて、熱弁している父ちゃんを見ながら僕は爆笑をしていた。
なんと面白い展開になってきたなと。

だから僕は聞いた。
「なんで俺が勤めている間にその気持ちを言わなかったのか?」と、、、

すると父ちゃんはこういった。
「言える訳がないだろ」

僕は続けて「なんで?」とさらに問い詰める。笑

高校から就職を選んだあの時にみんなの反対を押し切って地元の中小企業に進んだ僕と距離を置かれてしまったと思ったそうだ!

僕は当然そんな事は微塵も思っちゃいない。
だけどその行動で父ちゃんが傷ついていた事を知らなかったんだ。

そこからの父ちゃんは自分自身に「我慢我慢」と必死に自分の思いを押し殺してきたのだ!

「親なんだから言えるわけがないだろ」と言われたその一言が今一ピンと来なかった。
きっと僕が親にならなければ気づかない事なんだと思った。

少しだけ父親になる事に興味を覚えた出来事だった。

父ちゃんたくさんたくさん苦しい思いをさせてごめんね。
それなのに、僕のことを見守っていてくれてありがとう。

これからもたくさん迷惑かけるだろうけど、よろしくお願いします。
僕の父ちゃんが僕の父ちゃんでよかったと改めて思わされる日だった。


2023.01.15 大林 良輔


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