「イシューからはじめよ」安宅和人

自分用メモです。


「悩む」と「考える」

「悩む」=「答えが出ない」という前提のもとに、考えるフリをすること
「考える」=「答えが出る」という前提のもとに、建設的に考えを組み立てること

イシューとは

イシューとは

解く必要性が最も高い問い
最もケリをつけるべき問い
本当に意味のある問題

などが当てはまる。

whyよりは、where、how、whatの問いが良い。



イシューの選定ポイント

イシューは複数生じる。我々はよりイシュー度が高いイシューを選定しなければいけない。

イシュー選定ポイントは2つ。

①それについて最もインパクトがあり、かつ深い仮説をたてている問い
②解くことができる問い


この2つを満たしているものが、「イシュー」となる。

ちなみに、一次情報をあたることは選定で大事なことだ。


イシュー分析

解の質を高め、生産性を大きく高める作業がイシュー分析。

「ストーリーライン」作りと、それに基づく「絵コンテ作り」にわけられる。

ストーリーライン作り


イシュー起点でストーリーを作る。

イシューは、サブイシューに分解する必要がある。なぜなら、解くべきことがより明確になるからだ。
例)新しい事業コンセプト=狙うべき市場ニーズ×事業モデル

ストーリーライン例
 ・WHY並べたて
 ・「空、雨、傘」


絵コンテ


「どんな分析結果が欲しいのか」が起点

メッセージ起点・イシュー起点

ちなみにこれはどこでも言われている。

分析とは

分析とは「比較」であり、比較の軸が大事。

分析の切り口を、「場面」できると有効なことが多い。

 場面(の切り口)=利便

伝えるものをまとめる

最後に、伝えるための成果物をまとめる。


そもそも成果物は、早さ>丁寧さ。

60%まで作り、一度振り返る。いきなり80%目指して丁寧につくってはいけない。

確認の流れとしては3つ。

①論理構造を確認する

②流れを磨く

優れたプレゼンテーションとは、「ひとつのテーマからつぎつぎに鍵となるサブイシューが広がり、流れを見失うことなく思考が広がっていく」もの。混乱の中からひとつの絵が浮かび上がってくるものは優れたプレゼンではない。

③エレベータテスト(20〜30秒)

CEOとエレベーターで一緒になった時に説明しきることができるか。


「この作業は本当に意味があるのか」「それって本当にイシューなのか」問いかけが大事だ。


コラム
 

 ①脳はなだらかな変化を認識せず、不連続な変化を認識する。 
  →おなじようなチャートが続くとインパクトが弱まる。
 ②2つ以上の意味が重なりつながったとき人は「理解」する
 ③何度も繋ぎを経験すると、定着する。「理解の経験」を繰り返させる。

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