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自分の事しか考えない人

どーも、まさきです。

みなさんの周りに、一見とても魅力的でカリスマ性があるけど、なぜか胡散臭い人、仕事の同僚で対等な立場なのに、なぜか上から目線で指示してくる人、いませんか?
こんな行動をとる人たちは、もしかしたら「自己愛性パーソナリティ障害」なのかもしれません。
自己愛性パーソナリティ障害と聞いてどんな病気が想像できますか?
言葉から何となくイメージはできますが、はっきりとつかめませんね。今回は、もしかしたら身近ににいるかもしれない?すでに彼らに利用されているかもしれない?

恥を知らない

このタイプの人間は、何かに失敗したり、自分の行動に責任を取らなければならない時に、「自分は悪くない」「自分のせいではない」と誰かのせいにして、嘘をついて逃げるでしょう。
ひどい場合には被害者ポジションをとって、自分を正当化します。決して非を認めません。
強い万能感と誇大妄想にとって作られた理想の自分と現実の自分とのギャップは凄まじいものです。
もしも現実の自分を受け入れてしまえば、妄想で作り上げられた自分の理想像が崩壊してしまいます。
それがゆえに、恥の感情を自分で処理せず、他人に向けるのです。

歪曲し、幻想を作り出す

人間誰だって時には失敗します。このタイプの人間は、恥を感じないように、現実を歪曲します。
「自分は完璧で正しいことをしていると」と、妄想で作り出した自分を疑ったりしません。
時には「預言者」「ノーベル賞候補」「有名人の婚約者」になってしまうことも。
根拠がないのに自分を過大評価して、現実を捻じ曲げて、妄想の中の自分を信じ込んでしまうのです。

傲慢な態度で見下す

このタイプの人間は、自分以外はみんなバカ、自分はいつも正しいと思っています。
周りの人間を下に見ているので、人をリードしたり、人に指示を与えることで優越感を感じます。
常に比較対象を必要とし、「他の人間よりも私の方が優秀だ」と、自尊心を満たします。

妬みの対象をこき下ろす

このタイプの人間は、他者からの批判を受け入れられません。それはアイデンティティの危機だから。
批判されると癇癪を起こしたり、泣いたり喚いたりします。
さらに批判した相手を敵認定して意地悪をしたり、威嚇したり脅したり、こき下ろしたりします。
そうしないと、彼らが絶対に譲れない「みんなより上」の立ち位置が回復できないからです。

つねに特別扱いを求める

つねにチヤホヤされたいこのタイプの人間の自尊心は、他者からの評価によって決まります。
周りの人間にどう思われているかに、よく注意を払っているので、表面的にはいい人です。
しかし、生きていれば一度くらい相手を立てて、自分が折れることってあるでしょう?彼らにそんな考えはありません。
もしも他人が注目されたり賞賛されていると、嫉妬の炎を燃え上がらせ、傷つけられたと感じます。
独特の特権意識た選民思想から、優秀な人とのみ付き合うべきであると、信じています。

他人を平気で利用する

可愛く言えば「自己中」なこのタイプの人間は、家族・友人・同僚・恋人であっても、自分のために平気で人を利用します。
相手の気持ちなんて関係ありません。
罪悪感もありません。
ジャイアンを想像すればわかりやすいのですが、周りの人間は俺の期待に応えるように働け、俺のやりたいことはお前たちもやるべきだ、とにかく自分の要求を優先するのです。

相手を自分の一部とみなす

自分と他人の境界線が曖昧で、他人のものを自分のもののように扱います。
「自分が○と思っているから、周りの人間も○と思っているに違いない。だから○は正しい」
このように考えます。
「○以外に△や□などの可能性は絶対ない」と、柔軟な思考ができません。他人との境界線が曖昧なこのタイプの人間は、自分と違う意見の人を「悪」だと認識します。周りの人間が不快に感じでいても、他人お気持ちに無関心なので、察することはありません。

このタイプの人間は、初対面では魅力的でカリスマ性があります。普通の人は騙されてしまいます。
詐欺師、DVする人、カルト宗教の教祖、クレーマー、政治家、モラハラする人、毒親、このような人たちが、自己愛性パーソナリティ障害の病理を持っているのではないかと言われています。
現在のところ確立された治療法はありません。
彼らに「きづかせてあげたい」「反省させたい」という欲求を、素人の私たちは持つべきではありません。
私たちにできることは、まずは彼らに利用されないように、自分をしっかり持つこと。そしてこれは自分の問題ではなく、彼らの問題であると、境界線を引くこと。さらにできる限り関係を持たないこと、なるべく距離を保つことくらいしかないのです。

それでは、また!

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