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【カメラマンは必要な仕事なのか?】

私はしがないカメラマン
世の中に無くたって誰も困りゃしない
あってもなくてもいいようなそんな仕事

今日はちょっとだけ聞いてほしい話があります


消防士・警察官・自衛隊・医療・農業・漁業・
畜産業・役所・電気通信水道などのライフライン・・・などなど
世の中にはこれがないと困ってしまう!
という大切な仕事をしている方がたくさんいます

一方、私のような「写真屋」なんて基本、世の中に無くったって誰も困らない仕事

私は長い間「私は世の中に必要のない仕事をしてるんだ!」

という考えに苛まれてきました

ところが、12年前の震災の時
瓦礫の中から必死に思い出の写真を探す人々の映像を見て
「私の仕事は人々の心に寄り添うような仕事なんだ!
必要な仕事なんだ!!」と
やっと思えるようになりました

人は生きている間
癒しの音楽だったり
美しい絵画だったり
大切な家族の写真だったり
そういうものがきっと必要なんだと思います


苦しかった今日が少しでも楽になるように
楽しかった思い出がいつまでも色あせないように
私たち芸術家は日々、一生懸命仕事に取り組んでいます

今日もかわいい人たちの撮影をさせてもらいました
みんな本当にありがとう
私の撮った写真はみなさんの人生の潤いになっているでしょうか?
そうだとしたら私も生まれてきた甲斐があります

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