自然な演技?演劇的な動き?オーバーにするべき?
本日は
ニュートラルな状態で芝居をする。
ということについて考えてみます。
まず、ニュートラルとは??
ニュートラル=快でも不快でもない状態。
車を運転する方はわかりますね。
Nにギアを入れとくと、車は地面に置いてあるボールのように
ほおっておくとずっと、止まっています。
そして
坂道だったら、ボールが転がりだすように、
車も下に向かって走り出します。
これを、感情に置き換えてみましょう。
何も起こらなければ、感情は動きません。
快でも不快でもない状態ですね。
この状態を
芝居をするときのニュートラルな状態だとしましょう。
そして、
何か事件が起きたり、
相手のセリフやアクションがあると
心が動き出すのです。
ここでよくある勘違いをご紹介。
心が動かない状態、
ボールが床にはっつけられた状態を
ニュートラルだと思っていることがあるのです。
(アンダーアクティング気味な人はこの傾向にある気がする)
それは車でいう「P(パーキング)」であり
「N(ニュートラル)」ではありません。
↑言わずもがな、Pにギアを入れると、アクセル踏もうが坂道だろうは車は動きません。
上の画像のように心が固まってしまうと、相手とコミュニケーションが取れません。
逆に、傾斜もないのにに勝手に転がっていく人もいます。
(オーバーアクティングな状態)
こんな感じで芝居されたら周りは吹き飛んでしまいます!!
心が動かなかったり、勝手に一人で走り出してしまう
主な原因は3つ。(スタジオパフォ調べ)
1、台本を読んでその先の展開を知ってるから、無意識に自分をそこにもっていっちゃう。
2、役作りが足りないせいで自分のセリフが理解できておらず、適切な反応ができない。または役作りにこだわりすぎて頭の中がごちゃごちゃしており相手に集中できていない。
3、バレエダンサーがバーレッスンの音楽がなると無意識に背筋を伸ばすように、「芝居中だ!」と思うと何か無意識に体を固めている。
僕は、自分を含め、1に当てはまる人が多いと思っていましたが、
バレエのバーレッスンを見ていてふと、
「おや? 3に当てはまる人が多いかもな」と思いました。
というところまでで今回はおしまいです!
さて、次回は
「芝居中だ!」と思うと何か無意識に体を固めている状態
を解決するためのアプローチ、エクササイズについてまとめてみます!
最後まで読んでくれてありがとうございました!!
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