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撮影した時の色の簡単な修正方法(ホワイトバランスについて)

撮影したときによくある話・・・
・ホワイトバランスを間違えた
・変な色が乗っている
・全体的になんかちがう
とか悩みは尽きないですね。大概は「オートホワイトに任せたらこうなった」とか「レンズのコーティング」だったり「もうわからん」だったり
今回はその私的最適解を紹介したいと思います。


一般的には

撮影の記録

RAWならAdobeのLightRoomで処理補正して出すことが多いと思います。
映像ならLOGで撮ってAdobeならPremiereのLumetriにLUTを入れて現像修正を行うといいと思います。
これだと近似値の誤差なら簡単に修正できますが、合わなくていろいろいじってしまい・・・もう色がおかしいと何が適正なのか・・・
また世の中そんな重いデータで撮影して取り込みに苦労して・・・次回からもうJPG/MP4でいいやとなって・・・さらに色間違えた・・・なんて経験あると思います。
そのためにまずホワイトバランスをオートに頼らず撮影時に取得する(特に映像)は必須だと思って下さい。

ホワイトバランスとは?

ホワイトバランスとは平たく言うと赤と青で考えます。
単位は「k(ケルビン)」
赤は色温度低く、青は色温度高い みたいな表現を良くします。
図で表すとこんな感じです。

この数値はかなり適当なのですが実際はこのような感じです。
大体暖色の部屋での撮影になると色温度は2800~3800k、蛍光灯の部屋だと4000~5600k、太陽光で5400~6400k、日陰で8000kオーバーかと思います。
のでよくあるのが・・・
外・・・日陰などで撮影して・・・そのまま室内に入ると部屋がとても赤くくなります。
これは・・・この環境下にいた人が・・・


白い所がホワイトバランス適正部分

この環境下に入りましたが・・・

自分の脳の中の白い基準が慣れないので赤の要素が強くなって一瞬赤くなります。すぐ戻りますが・・・カメラはホワイト固定だとカラーのバグが発生状態になるので都度調整しないといけません。
写真で見てみます。
本来この色(大体6000k)の外で撮影して・・・

いつもの写真とほぼ変わりません。

部屋の中に入るとこの色です。

6000kで撮ると赤いです・・・

本来は4000kくらいなので・・・

大体このようなものでしょう。

ではこのJPGは修正できるのでしょうか?
やってみます。

修正をするにあたって重要な事

これは一点だけです!
・写真/映像のどこかに白かったものが写っていること
写りこんでいる白だったものを基準に考えます。

作業工程はシンプルに

1・Photoshopに画像を読み込ませます。

使ったことないけどGIMP2でもできるでしょうか?

2・カラーピッカーで白にかぶった色をピックします。

3・新規レイヤーを作成してこの色で塗りつぶします。

4・通常から「除算」の合成をアサインします。

ディテールがつぶれてしまいました。

5・色調補正で微調整
今回は右上の方を上方に引き上げて完成です。

と・・・やれ輝度だの色被りだの調整しなくても一気に修正することが可能です。逆に見たものより白くなってしまうこともありますがそこは不透明度などで調整します。

この修正における難点

これはLightRoomやLumetriなどで修正しても一緒なのですが・・・大同小異というか・・・大きく修正は出来ますが、細かい修正は難しいです。
この写真だと中央のテーブルの木目が無くなりました。
ので修正は考えたくないものです。きちっとホワイトバランスを取りましょう。

最後に

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