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NDフィルターを市街地で使う
こんにちは。
配信エンジニアのウメムラです。
日々配信のことばかり考えておりますが、だんだん煮詰まってきているので最近は半分仕事・半分趣味に化している撮影も考えることによりそこを息抜きとしています。しかしAdobeの生成AIで「DJアルパカ」とテキスト打ったらこの画像に・・・もはやDJはどこ行った?
物理フィルターとしてのNDフィルター
NDフィルターとは?
Neutral Density (ニュートラル デンシティー)の略。程よい路光量という翻訳が正しいのでしょうか?基本4の倍数ので採光量が変わってきます。
例えばND4だと光量が1/4 絞りは2ステップ(F8だったらF11まで)光量が減ります。いわゆるサングラスみたいなものです。
よく使われるのが滝などの水量が多いものを白い糸のようにみせるものがありますが・・・なかなか旅先の目的に「滝」がないので作例が無くてすいません。
ではこれを市街地で使うとどうなるのか?
市街地で使うと消えます。
今回使用したのはKENKOのPRO ND 500 とPRO ND 1000
![](https://assets.st-note.com/img/1703386423177-1sPhcrJpl9.jpg?width=1200)
それとこのフィルターのワンステップアップのND1000
これを使って撮影します。
(そもそもこの1000や500は海などでの光が強い所での撮影に向いているので市街地の冬などそもそもの光量が無い所では・・・オーバースペックかもしれません。ISO64でもアンダーでしたから・・・これを撮影した日は曇天というのもありますが・・・)
![](https://assets.st-note.com/img/1703386933830-qWkVVnfwRk.jpg?width=1200)
ND1000なので暗すぎるからシャッターを60secにしてF11まで開き、さらにISOを240まで上げてみました
![](https://assets.st-note.com/img/1703391362605-h9fdwtv9QG.jpg?width=1200)
すると動体のものはほぼ消えてしまいます。
多分流し撮りの逆の要素なのですが・・・シャッター開いている時間が長いと速度あるものはは消えるということがよくあるので・・・その逆、F1などの撮影は基本シャッタースピードがどえらく速いので周りが流れるように・・・動かないものが消える・ボケることがあります。
少し見えるようにしてみます。
NDを500にしてシャッタースピードを2秒くらいにすると・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1703392234615-36VJkHN3aT.jpg?width=1200)
こうなると車の残像が残ります。
つまりNDフィルターを市街地で使うと動体の大半が消えたように見える。そのためにはシャッタースピードなどを調整することが必要。
あとNDフィルターは濃いものになればなるほどシャッタースピードを遅くすることが可能なのでこういったものをつくるのは良いかなと思います。
(ND1000にF22でISO64にすると曇天は変な暗さになります。試してみるのもいいかなと思います。)
歩く人は?
![](https://assets.st-note.com/img/1703393594352-04Jlf5ygTS.jpg?width=1200)
このようになります。遠いものほど残りますが近いものに関しては微かな残像を残します。
NDフィルターの値段
基本ピンキリです。メーカーも多数あれば濃度計算も若干違います。今回KENKOのフィルターを使いましたがフィルターの口径によっても値段が違います。今回は58㎜のフィルターなので大体5000円くらいでしたが、大口径の82㎜とかになるとおそらく10000円を超えてくると思います。
私としてはMFT(マイクロフォーサーズ)でもスナップは楽しく撮れているし、このようなフィルターも安いので・・・メインカメラはOLYMPUSの OMD E-M1m2を使っています。アダプター次第ではオールドレンズとの相性もいいので。
次回はトラベル三脚について書いてみたいと思います。