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ALMAの稽古vol.2

studioALMAの劇団員に課された「桜」をテーマとした踊りの「創作」。

今回は催花もえな作「雨と桜と風」を紹介しましょう。

かすかな音楽とともに、もえなさんが動き出します。
もえなさんの、あの、しなやかな動き

そう、昨年3月の公演でクジャクを演じていたときの
柔らかな羽や首の動き
を思い出します。

大きな木から、音楽に乗って軽やかに、花びらが風に乗って舞うよう
稽古場を広く使い、全身で動き――

最後は音楽とともに地面へ花びらがおさまりました。
‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥……
なんてすてきなんだろう。
1分くらいのはずなのだけれど、花の一生のような……。

後で、もえなさんに尋ねてみました。

井の頭公園を散歩していたら桜が散り際で、
桜が咲いているというより、花びらが地面を転がっているようで――。

そこから振り付けをつくったのだそうです。
ああ、タイトルの「雨」「風」にも、そんな意味があったのですね。

音楽もとてもよく合っているなと思いました。
「全体的にも音が変わっていく音楽だったので」選んだそうです。

なるほど、始まりから、花の終焉まで、きれいに合っていました。

それでも、なにしろ初めての踊りの創作です。尋ねると、

課題の1分を埋めるのが、難しかった。
どうやって思いついた動きと動きをつなげるか、流れを作るか
――と、難しかったところを話してくれました。

それでも、この1年余りでクジャク、虎、ゴリラ、ハイエナまで
挑戦してきた
もえなさん。
クジャクの柔らかな動き、虎の鋭い動き、ゴリラの力強く重々しい
動き、ハイエナの冷たく恐ろしい動き。
それらを一つ一つものにしてきただけある……さまざまな動きが身についているのだなあ。
いいな、すごいな。

踊りを作ってみるときのアイデアは、自分が感じた経験などが無いと
一から作るのは難しいので、昔の思い出とか、実際に桜を見たときに
思ったことは大切にすると作品作りに繋がるかなと思いました

――と話してくれたもえなさん。また一つ経験して「糧」ができた
ようです。

もえなさんの「次」がまた楽しみです
‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥‥……‥‥‥……
【劇団員募集中】


studioALMAは、子どもも大人も楽しめる「オリジナルの舞踊劇」
を創作・上演する団体です。

入団要件
・毎週日曜日11〜13時の定期稽古に参加できる方
 場所:西武新宿線「野方」駅より徒歩5分のスタジオ
 ※定期稽古は舞踊稽古が主となります
 ※公演前は稽古が増えます
・演技・舞踊の経験、年齢は問いません
・入団希望者は面談あり

studioALMAのこれまで————
2021年4月〜 俳優のための舞踊教室開催
2021年9月 YouTubeにて映像作品「約束の化石」を無料公開
2022年5月 スタジオアルマの舞踊劇「団長は怒らない -流れ星サーカス団物語-」(作・演出:小泉憲央)公演
2022年9月 舞踊劇団化
2022年11月 全児演公演
2023年3月 スタジオアルマの舞踊劇「風の中の青い馬 -流れ星サーカス団物語-」(作・演出・振付:小泉憲央)公演
2023年8月 スタジオアルマの舞踊劇「ラヤの夢-流れ星サーカス団物語-」(作・演出・振付:小泉憲央)公演
2024年3月 スタジオアルマ所沢出張公演「風の中の青い馬 -流れ星サーカス団物語-」(作・演出・振付:小泉憲央)公演

ご興味のある方は、studioalma.meteor@gmail.com まで、お気軽にお問い合わせください!

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