紙とペンだけで何ができるか
ぼくのおばあちゃんはバカだ!いやバカだと思っていた!
祖母は家が近くて、小さいころから外食に連れて行ってもらったり、家に泊めてもらうなんてことが良くあった、
今になって気付くことだが彼女は天才だと思う
家に遊びに行ってもトランプやUNOに飽きてくると必ず
飽きた、なにか面白いことしようよとー
と僕はだだをこねる
そうすると祖母は何か考えだし、風船を膨らませてビニールひもでネットを作るとたちまちバレーボールができるようになってしまった
外食に行ったときはその場にあったボールペンとレシートの裏面で絵しりとりをやったり、面白い絵を描いたりしてくれた
さらには顔を隠したハンカチをとると真顔から変顔に代わるという超一流のマジックも披露することもできた爆笑
このようになにか新しいものを買ったり、すぐにゲーム機を開かせるのではなく今ここにあるものでなにができるかを考え、アイデアを具現化させる才能がまちがいなくあると思う
自分がなにかチャレンジするときやアイデアを形にするときはきっと自分では気付かないうちに祖母の才能を盗み、形にしていたのではないかと最近は感じるようになった
祖母のように紙とペンのようにどこにでもあるものでも
人をくすっと笑わせられる人間になれたらかっこいいなと思う
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