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#003 飛龍

自信

今回の記事は、私が2023年に体験した、
【#002 再会】に続く2つ目の奇跡について、書かせていただきます。

1つ目を【想定外の遭遇】とすると、
2つ目は【想定外の評価】であり、

私に自信を与えるきっかけになったと同時に、2つの奇跡を経て、
【#002 再会】で書かせていただいた9歳当時の、人生で最初で最大の転機となった分岐点に、

意識がワープしたように遡り、
「人生を、歩み直し始めたんだ」
と、認識したとても大きな気づきを得た体験でした。

神社

2023年8月21日に起きた【#002 再会】を経て、8月30日までの9日間でたくさんの小さな奇跡を体験してきました。

そしてこの日、東京都内で予定を終え、帰りの駅のホームに呆然と立ち尽くしていた私の目に、少し落ち着きを取り戻したと同時に、正面の看板がくっきりと目立って映りました。

その看板は、私にとって思い出深い、
そしてとても由緒ある神社の広告看板でした。

東京都西東京市、西武新宿線田無駅から徒歩5分程。

田無神社。

その看板を目にした途端、「絶対、寄って帰ろう。」と強く思い、田無神社へ再び訪れることに深い喜びを感じながら、ゆっくりと向かいました。

出会い

時は遡り、2020年の春。
私の元に、妻からとても嬉しい知らせを聞きました。

私たちにとって初めての子供。
妊娠の報告を受け、ずっと望んでいた私たちはとても喜び合いました。

早速私たちは、初期の検査のため、婦人科へ行くことになるわけですが、妻が学生時代に縁があったようで、

「元々面識がある女医さんに診てもらえたほうが安心」とのことで、自宅から離れた、田無市の婦人科に通い始めました。

私は、それまでに田無という街に縁が無く、駅は知っていましたが、このとき初めて訪れました。

その後、素敵な助産院とのご縁があり、途中からは助産院での健診へ通ったため、田無の婦人科には、およそ3回ほど通いました。

妻が健診を受けている間は、私は田無駅周辺を散歩しながら待っていました。

婦人科での最後の健診の際、散歩をしていて見つけたのが、田無神社でした。

私は、特に当時は全く詳しくなかったのですが、元々、神社仏閣の雰囲気が好きで、見かけると立ち寄る癖がありました。

田無神社は特に、私の中では造りや雰囲気が新鮮に感じ、いつも賑わっているような雰囲気で、とても印象に残り、

助産院の健診に切り替わった後も、
「いつかまた行きたい」と感じていました。

十年に一度

田無神社には、
「子育て犬」や「子育て親子石」があり、そこで妻の安産を祈りました。

そのおかげもあってなのか、結果的に、書籍出版もされている、その界隈では著名な大ベテランの助産師さんから、

「十年に一度、見れるかどうかってくらいの安産」

との言葉をいただけたほどの安産となり、コロナ禍だったのにもかかわらず、私も立ち会うことができ、第一子の誕生を、安全に幸せに迎えることができました。

妊娠から、助産師さんとの出会い、そして出産に至るまでの期間でも数々の奇跡があり、いずれまた、これらの奇跡体験ついても、書き残していきたいと思っています。

再訪

第一子誕生から2年後、2022年。
家庭に再び、幸せなニュースが訪れます。

妻からの、第二子妊娠のお知らせを受け、私たち夫婦は、これを機に田無で初期検査を受けつつ、以前田無で見つけた、お気に入りの喫茶店に寄れることや、とても親しくなった助産師の方々と再会できることも大きな喜びとなり、子どもたちに感謝しました。

2年ぶりの田無。
妻の健診中、今回は2歳の長男を抱きながら、駅周辺の散歩を楽しみ、
「2年経って、今度は長男と、またこの町に来れるなんて、、、。」
と、感慨深い思いで歩いていました。

そして長男と共に、再び田無神社へ。
改めてまた、「この神社、好きだなぁ。」と、砂利で遊ぶ長男を眺めながら、一緒に第二子の安産を願いました。

いずれ、これもまた詳しく触れますが、第二子の出産も、長男のときを超えるほどの安産となり、当日は感動と歓喜で溢れました。

御礼

長男、長女の初期検診の際に訪れて以来、少し自宅からも離れているため、訪れることができなかった田無神社。

2023年8月30日、駅の看板を見て、子どもたちの誕生にまつわる沢山の感動を思い出し、

そして8月21日と、30日までの間に起き続けたたくさんの奇跡に対しての、

感謝の思いを、見えない世界へお伝えしたいと思い、田無神社に寄ると決め、向かい始めました。

絵馬

田無駅を降り、懐かしい町並みに、妻や長男との記憶に思いを馳せながら、田無神社へと向かい歩きました。

田無神社に着くと、今までにない看板が目に飛び込んできました。

第7回 絵馬デザインコンテスト

この文字を見た途端、
「ここ数日で起きた奇跡の、感謝の気持ちを示す方法はこれだ。」
と直感的に感じました。

それまで、過去の様々な思いや観念と向き合い昇華していた私は、幼少期に絵を描くことが好きだったことを思い出したり、社会人になってからも、趣味程度ですがデザイン活動もしていたことから、

「このコンテストに参加し、この感謝の気持ちを絵にして、納めさせていただきたい。」

と思い、参拝後、コンテストのチラシを読みました。

お題は、「太陽」と、翌年が辰年のため「龍」。
提出期限は、翌日の8月31日。
大賞1名、金賞2名、入賞25名。

28名に選ばれた作品は、駅前のデパート、フリースペースにて展示会が開催され、

大賞、金賞の3名は、翌年初詣の際に、販売され多くの人の願いを託される絵馬として流布されるとのこと。

この詳細を見て私は、
「感謝を形にして納めたいだけだから、期限がギリギリ間に合うだけでもありがたいが、万が一入賞25名に入ることができたら、展示会を口実にして、家族4人で田無に来て、食事や買い物を楽しむ日が作れる!」
と思い、ワクワクしました。

献納

8月30日、帰宅して子どもたちが寝静まった夜、私はひとまず、何も考えずにタブレットで描きはじめました。

不思議なことに、描きながら同時にイメージが湧き、幼少期に絵を描くことが大好きだったことを思い出しながら、およそ30分ほどで完成しました。

翌日、田無神社へ再び訪れ参拝し、そのまま直接、期限当日に献納させていただき、その場を後にしました。

五龍神

その後、それまでの奇跡への、感動の余韻に浸りながら日々を過ごす中で、「田無神社は、何か深い縁があるのかな。」と、ようやくそこで意識が向いて、田無神社について調べ始めました。

田無神社は、五色の龍神様をお祭りした珍しく人気の神社であることがわかり、過去のコンテストの詳細についても、ネットで触れていきました。

毎年100名以上、多い時は200名以上の方がコンテストに参加されていて、過去の入賞者の方々のイラストを見て、その規模とイラストの素晴らしさに、

「これはもう、さすがに入賞はないだろうな。」

「しかし世の中には、プロとして活動していなくても、上手で素敵な絵を描く人が、いっぱいいるんだなぁ。」

と、感動していました。と同時に、

「小学生の頃は、授業で絵を描き、いくつか賞をもらったことがあったけど、他に特技もなく、社会に出てからは、何かを受賞して評価を受けるなんてことは、ほとんど無い人生だったなぁ。」

と、ただコンテストに参加できていること、その話題で、家族で既に盛り上がることができたこと、そして感謝の気持ちを形にして納めることができたことに満足し、過ごしていました。

着信

31日に絵を納めてから16日後、9月16日。
私は都内某所で、ライフコーチとして更に成長しようと思い、著名なコーチの講演会に参加していました。

その休憩中、トイレでふとスマホを見ると、見たことのない番号からの着信と、留守番電話が1件、残されていました。

留守電を聞くと、
なんと田無神社からのお電話でした。

「もしかして、、、。」と、一気に鳥肌が立ち、ドキドキしながら、留守電を最後まで聞きました。

『確認したいことがございまして、折り返しのお電話を、、、。』

講演会の後半は、正直なところあまり集中できず、講演会終了後、ゆっくりと気持ちを落ち着けて、電話をかけなおしました。

すぐに繋がり、名前をお伝えしました。

飛龍

『おめでとうございます。ご提出いただきました作品が、金賞を受賞されました。』

すぐに言葉が出せませんでした。
それまで奇跡の余韻も相まって、

「こんなにも次から次へと立て続けに奇跡は起こるのか。」と、放心状態のままなんとか会話を終え、電話を切りました。

私にとって、こういった賞をいただくことは、特に成人して社会人となってからは初めての出来事で、ただただ感謝の気持ちで溢れていました。

五色の龍神様がおられる田無神社のコンテストで、辰年ということもあり、龍の絵を描き、例年よりも多い220名の参加者の中で賞をいただき、その頃の私は頭の中が龍づくしとなりました。

英雄が時に乗じて勢いを得ることを、飛龍と表現することがあるそうですが、

この受賞の体験は私にとって、
「この1ヶ月で、とても大きな勢いに乗る機会をいただいた。」と受け止め、

過去の思い、観念と向き合い昇華し、その結果、たくさんの奇跡体験によって、昇っていく龍のように上を向きながら、人生の新たな分岐点として、ここから益々、前進していこう、という自信を得ることができました。

辰年となる2024年を迎え、私は今もなお、連続した奇跡的な境遇を体験しながら生きていますが、

ここまでが【#001 奇跡】でお伝えした、私が2023年にわずか1月で体験した2つの奇跡の備忘録となります。

ここまでの全ての記事を読んでいただけたご縁あるあなたに心から感謝します。

今後は、私がライフコーチとしてたくさんの方々と共有してきた【13の秘策】と、それによって起きた、クライアントの方々の奇跡体験を、少しずつ記事にしていこうと思っています。

私の活動が、ご縁ある方の、人生の発展に貢献できること、またそれが更に多くの方の人生に奇跡を起こす力として広がることを祈っています。

ありがとうございました。


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