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#3 ヤマタクさんにインタビューしてみた(1)

こんにちは。あっき~です。

このnoteでは身のまわりの音楽をやっている人にインタビューをして、その人となりを知ってもらおうというコンテンツです。

今回はヤマタクさんにインタビューさせてもらいました。

ヤマタクさんも所属する大阪拠点のサブカル混声合唱団。

普段、自分がバンドで活動しているので、アカペラを歌う人がどんな経験を経て歌っているのか、なぜアニソンでアカペラをしたいのか、興味深く話を聞かせてもらいました。

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あっき~
じゃあ、よろしくお願いします。

ヤマタク
よろしくお願いします。

あっき~
ヤマタクさんと知り合ってから、いくらか話を聞いたりしたけどさ、アカペラで歌ってたとか、キーボードで弾きがたりをやってますとか、結構断片的な感じなんよね。

ヤマタク
確かに、時系列で整理して話したりすることってないかもしれないですね。
そんなに自分のことを整理して話す必要もないかな、と思って。

あっき~
そうそう。
アカペラをやってるのはわかるけど、編曲ができたり、ピアノが弾けたりするのはなんでなの?っていうのがあってさ。
そのへんを整理できたら良いかな、って。

ヤマタク
わかりました。

あっき~
まず、アカペラをはじめる前は元々歌うのが好きだったりしたの?

ヤマタク
そうですね。
最初に買ったCDはポケットビスケッツのYELLOW YELLOW HAPPYでした。
そこからPOWERがリリースされたころにはハモりのパートを聞いてたんですよね。

あっき~
へぇー。

ヤマタク
だから、内村さんとかウドさんのパートを歌ってましたね。
結構聞き取りやすかったんですよね。
メインとの音の距離が離れてたんで。

あっき~
それは女性のキーが歌えなかったから、男性のキーの方を歌おうと思ったみたいなこと?

ヤマタク
それもありましたね。
声変わりが割と早かったんで、ボーイズソプラノの音域とかも全然でなくなって、音楽の先生に泣きついて相談したりしてましたね。
結構、地元の小学校は合唱が強いところでした。

あっき~
じゃあ、割と周りの環境は自然と歌が盛んやったんやね。

ヤマタク
中学に入るとハモネプが流行って、アカペラの曲を聴くようになったり、ボイパ(ボイスパーカッション)をやりはじめたり。
それと同時に、ビートマニアに傾倒しだして。

あっき~
ビートマニア?!

ヤマタク
ボイパのモチベーションがアカペラからビートマニアの方にいってしまって(笑)
色んなジャンルの曲のリズムがカッコ良いから、曲を聞いてボイパで再現するみたいな。
そうやって色んなリズムをボイパでやってました。

あっき~
なるほど。

ヤマタク
中学、高校は田舎の進学校みたいな感じだったんで、朝から晩までずっと授業だったので部活とかもやってなくて。
だから、学校帰りにビートマニアをちょっと遊んでみたり、通学の時間が長かったからチャリに乗ってボイパの練習したりとか。

あっき~
ハモネプって流行ってたけど、でもそこでボイパを選ぶんやね。

ヤマタク
何か一つ自分のアイデンティティになるものを欲してた年ごろだったのかな、って思います(笑)
で、最初は友だちと一緒にアカペラの入門書を読みながら練習してたんですけど、一人辞め、二人辞め、三人辞め…

あっき~
あははは(笑)

ヤマタク
高校を卒業するまでやってたのは自分だけみたいな。
まぁでも、大学に入ってアカペラサークルに入ると、自分と同じような境遇だった人がいっぱいいる、みたいな(笑)

あっき~
そうなんや。
じゃあ、ようやくアカペラのことを共有できる場所が見つかったって感じなのかな。

ヤマタク
そうですね。
仲間といえば仲間ですし、ライバルといえばライバルでしたね。

あっき~
アカペラサークルってどんな曲を歌うの?
あんまりピンと来ないんだけど。

ヤマタク
普通にJ-POP、洋楽、後、アカペラグループが歌ってる曲とか。
アカペラグループのコピーみたいな。

あっき~
なるほど。
ゴスペラーズとかね。

ヤマタク
そうですね。
後、TRY-TONEっていう日本のアカペラグループの曲とか。
本当はアニソンのアカペラとかもやりたかったんですけど、サークルの雰囲気が…
なんていうか、リア充の巣窟みたいなところだったんですよね(笑)

あっき~
どういうこと(笑)

ヤマタク
そもそも、オタクがいなかったんですよね。
アニメについて語れるような人が。
たまたま同期でオタクの人がいたんですけど、でもガンダムのオタクで。
ちょっと自分とは専門が違うなぁ、と。
一応、先輩のグループがアニソンを歌ってて、自分も誘われはしたんですけど、でも空いてるパートがボイパじゃなかったんですよね。

あっき~
うんうん。

ヤマタク
で、ここが分岐点だったのかもしれないんですけど、ぼくはここでその誘いを断っちゃったんです。

あっき~
へぇー。
自分がアニソンでアカペラを歌うときはボイパをしたいって思ったんや。

ヤマタク
それもあるんですけど、どっちかというと、そのときは歌うことにあまり自信が持てなくて。
体験入部のときにベースのパートとかを歌ってみたけど、全然低い声が出なくて。

あっき~
なるほど。
アカペラで歌うとなると、アカペラ用に曲を編曲する必要があるよね。
バンドよりも全然ハードルが高いなぁ、って思うんだけど。
だってアカペラやる人はみんな編曲ができるわけじゃないよね?

ヤマタク
できないですね。

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次回に続きます。


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