四国・大洲を中心に肱川流域の自然と営みや生活文化を、写真を通してお届けします。流域ご出身の多くの皆様方を始めファンの皆様方へ、写真家河野達郎がお届けする写真が語る旅物語です。
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2022年3月の記事一覧
お知らせマガジン 写真家として
私が皆様方へ何をどうお伝えしたいか。
そのためにどういう手立てを用いてどう表現すれば良いのか。
メインステージを、四国・大洲盆地に注ぎ込む肱川流域に構え、撮影した写真を自分なりの表現に仕立てて、まずはWEBで発信していくことが、私の日々の活動だ。
2000年9月26日に「おおず街なか再生館」という情報発信ホームページを、見よう見まねで造り公開したことがその第一歩となった。以来今年で22年目。写
月曜マガジン 肱川街道写真紀行
時代の勲章
かつての時代には今日とは違った繁栄があった古い町並み。ゆっくり歩けば古の賑わいが脳裏を過るような錯覚にも陥る。泣き笑いの人生があり、商売繁盛に仲間達と祝い酒を酌み交わす日常が賑わいがあったことだろう。
戦国時代の戦乱状態から脱却し、外様ではあったが加藤家を中心とした安定の藩政時代を迎えることとなった江戸時代。6万石の大洲藩にあって支藩で新谷藩の在郷町だったのが現在の内子町だ。
月曜マガジン 肱川街道写真紀行
肱川流域の冬、早春とはいえ2月の大洲盆地の朝はめっぽう冷える。四国の地図を見ると全長約103kmの肱川が見事に北西に向かって流れ出ているのが分かる。秋から冬にかけて大洲盆地を包み込む冷え込みと雲海、そして河口に向かって流れ降る「肱川あらし」は、この地域の地形と肱川の向きが要因とされる自然現象だ。北西の季節風は夜のうちに肱川を遡り大洲盆地に溜まる。そして夜明けが近づくと河口へ向けて流れ始め、河面か
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