C管楽器プレイヤーのあなたは実音 「シ♭」をなんと呼びますか? 中編

 今回は実音で読むパターンとB管に合わせた読み方のメリット デメリットを私の実体験をもとに記事を書いていきます!

実音読み 実音「シ♭」を「シ♭」と読むパターン

メリット 読み方が簡単(そのまま読むだけ)
     音楽初心者にも説明がしやすい 

デメリット 他の調の楽器と連携がとりにくい

中学生時代の私はこの読み方をしていました。実音どおりの読み方なので特に難しい事は考えずに楽譜を読むことができます。初心者の人にも教える際に「ド」なら「ド」と教えるだけなので特別難しくはありません。
 管楽器以外の人に音を伝える時も実音でそのまま伝えるだけなので非常に楽です。
デメリットは他の調の楽器との連携が少し手間取る事です。例えばトランペット奏者から「ド」の音を吹いてと言われた時に実音で「ド」の音を吹くとおそらく「違う!」と言われてしまうでしょう。トランペット奏者からしたら「ド」は実音「シ♭」にあたるからです。
(トランペットで実音読みをする人に出会った事がありません)
他にもアルトサックス奏者やホルン奏者から同様に「ド」の音を吹いてと言われた時に同様の混乱が生じるでしょう。団体全体が実音読みをしているのなら問題はないですがおそらくそういった団体はごくまれでしょう。

B管に合わせる 実音「シ♭」を「ド」と読むパターン
メリット 他の調の楽器との連携がとりやすい
     B管の楽譜を抵抗なく読める

デメリット 慣れるまでが大変

高校生時代の私はこの読み方でした。慣れてしまえば頭の中で即時に切替ができるようになりますので私は吹奏楽をやるのであればこの読み方が一番いいと思っています。
 この読み方の場合トランペット奏者から「ソ」の音を吹いてと言われた場合に実音「ファ」の音を鳴らします。団体自体がE♭管もF管もB管の呼び方に合わせて読んでいる場合は指揮者が「ド」の音を出してと言った時に実音「シ♭」を鳴らせばいいので指揮者にとっても楽です。
またB管の楽譜をC調に移調する時もスラスラとできるようになるのもメリットでしょう。

デメリットはやはりなれるまでに時間がかかる事です。私は特に実音「ミ」の音を「ファ♯」というのにはてこずりました。またピアノ経験者は実際鳴っている音と違う音で読むことに違和感を覚える事でしょう。

後編ではドイツ読みについて記事を書きますので是非読んで下さいね!それでは。


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