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『すいているのに相席3.5』を観に行った話

記憶を元に、レポートをしていきます。

一月二十九日 新宿 ルミネ ザ よしもと

こちらの記事を参考に各コントのタイトルを追記しました。

『野球へ行くつもりじゃなかった』

中島(ザ・ギース 尾関)が磯野を野球に誘うコント。

磯野は明らかに家にいるはずなのだが、なぜか中島の呼びかけに応じず返事もしない。
やがて野球がしたくてたまらない中島の行動はエスカレートしていく。
だが、磯野が本当に望んでいたのは、中島と野球をすることなどではなかったのであった。中島はそのことに気づくことができたため、最悪の事態を逃れることができた。

『オープニング映像』

ザ50回転ズ『ベラルーシより愛をこめて』をバックに、スタイリッシュな映像が期待を煽る。

『殺陣師左近 3.5』

次回公演に殺陣を取り入れた劇団(ザ・ギース 高佐 尾関、山脇唯、フルーツポンチ亘)の元に、殺陣師の片岡フェミニナーナ左近(バッファロー吾郎A)が現れるコント。

劇団員たちに対し理不尽に厳しい演技指導をする左近。
だが彼の厳しさの裏側には、衰退していく時代劇とゆとり世代の若者に対する嘆きがあったのだ。
左近は女性劇団員に特に厳しく、男性劇団員を芦田愛菜と勘違いしながらも自分の仕事を完遂しようとしつつも、同時に口裂け女の撃退法を真摯に教えようとする。
そんな左近の前に、左近の師匠の越前蟹狂四郎(鬼ヶ島 アイアム野田)先生が、口裂け女に扮した姿で現れる。
何故か「左近、これじゃ殺陣じゃなくて横だな」としか喋れない越前蟹先生と長年の信頼関係で会話しつつも稽古を進める左近。
殺陣を付ける中、舞台上に花瓶があるか、舞台の床がどんな素材か「誰でも良いんで教えてください」と上から目線で質問しつつ、なんとか職務を全うする左近だったが、
劇団員たちは呆れて稽古を中断して帰ってしまうのであった。

『魔王』

東京フレンドパークの観覧に当選した親子(ザ・ギース 高佐 尾関)のコント。
体調の悪い息子は、それでも観覧をしようとするが、彼の身に魔王が襲いかかってくるのであった。
普段なら楽しい東京フレンドパークのはずが、体調が悪いが故に関口宏や渡辺正行、ホンジャマカ、ゲストの一挙手一投足が悪夢にしか見えなくなるという地獄絵図。
彼ら親子は、収録を乗り越えられるのだろうか。

『雷』

ドリフターズの雷様(バッファロー吾郎A、フルーツポンチ 亘、鬼ヶ島 アイアム野田)の元に、パズーとシータ(ザ・ギース 高佐、山脇唯)が訪れるコント。

愚痴り続ける雷様と、ようやく空の旅を終えたパズーとシータの差を埋めるのは、容易ではないのだ。
愚痴りついでに世界を滅ぼそうとする雷様を止めるため、パズーとシータは滅びの呪文を唱えるのであった。

『声』

敵のアジトに忍び込む三人(バッファロー吾郎A、ザ・ギース 高佐 尾関)のコント。
仲間の一人がいっこく堂だったために逃れられない悲劇が三人を襲う。

『美輪さんとかくれんぼ』

美輪明宏と隠れんぼする男子学生(鬼ヶ島 アイアム野田)のコント。

探し続ける対象は追えば追うほど掴めなく、だからこそ美しく、永遠なのだ。

『あいせき みんなのうた ギザギザハートの子守唄』

藤井フマナイヤ(バッファロー吾郎A)が『ギザギザハートの子守唄』をうろ覚えで歌うコント。

舘ひろしに似たおじいちゃんは、舘ひろしなのではないだろうか?

『恵方巻き』

夫(ザ・ギース 尾関)が妻(山脇唯)に、恵方巻きを渡されるコント。

夫は恵方を見ながら恵方巻きを食べるのだが、妻の不貞を目撃してしまう。
この先の不幸よりも目の前の福を優先してしまうのであった。

『こどものタヌキ』

小狸(フルーツポンチ 亘)がまだうまく化られないコント。

のだけれど、公認会計士としては一流なので、心配ないのであった。

『JーWALK』

カップル(バッファロー吾郎A、山脇唯)がJーWALK(ザ・ギース 尾関)のライブに来るコント。

JーWALKはなんと一曲目に「何も言えなくて夏」を持ってくる。

観客は盛り上がるのだが、やがてこの曲が永遠にループして終わらないことに気づいてしまう。

やがて、「何も言えなくて夏」が永遠に終わらないことに気づき、戦慄するカップル。

彼らはJーWALKに閉じ込められてしまったのだ。
彼ら以外にもJーWALKに閉じ込められてしまった人々に出会う(フルーツポンチ 亘、鬼ヶ島 アイアム野田)。

時間が進まないことに気づいた彼らはループから抜け出す道を見つけ出そうとする。

「何も言えなくて夏」以外の曲を演奏する勇気をバンドに与えることこそがこのループを抜け出すスイッチだと気付く彼らは行動を開始する。

『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント最終回』

ゆうゆうワイド内の毒蝮三太夫(バッファロー吾郎A)がミュージックプレゼントが最終回を迎えるコント。

地球と魔界を繋ぐゲートを繋ぐ魔物(ザ・ギース 尾関)に、毒蝮三太夫が立ち向かい、老人たち(ザ・ギース 高佐、山脇唯)が協力する。

毒蝮三太夫と老人たちの間には、我々では理解できない信頼関係が築かれていたのだ。

『モノボケ部』

モノボケ部部員(バッファロー吾郎A、山脇唯、鬼ヶ島 アイアイアム野田)の前に、ライバル校のモノボケ四天王である氷の氷河とその手下(ザ・ギース 高佐 、フルーツポンチ 亘)が現れるコント。

氷河はキャプテンを大会前に潰そうとするのだが、キャプテンは知恵と勇気で対抗するのであった。

『ボウリング』

春キャベツのおいしさの確かさこそがこの社会で唯一信じられるものかもしれない。

『天使』

ネロ(ザ・ギース 高佐)とパトラッシュ(バッファロー吾郎A)が、死ぬコント。

ネロは死の直前にルーベンスの絵画を見、心置きなくこの世へと別れを告げるのだが、その道中に、アルフィーの高見沢が待っていたのだ。

『エンディング映像』

the birthday『涙がこぼれそう』をバックに、青空の下、出演者たちが画面外の誰かに手を振り、呼びかける。


#舞台 #レポート

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