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Logic Proで超リアルなエレキギター打ち込み! Vol.02【エレキ単音カッティング編】

DTM、打ち込みでのリアルな表現が難しいと言われるエレキギター。

ギタリストのカッコイイ演奏がDTMで再現できず、困ったことはありませんか?

この記事では「Logic Proのデフォルト音源のみを使用して、リアルなエレキギター単音カッティング打ち込み術」を、動画とテキストを使ってわかりやすく解説します。

また、使用しているDAWはLogic Pro X、音源もLogicデフォルトのものを使用していますが、基本的な部分は他のDAWにも共通しています。

ぜひ一緒に学んでいきましょう!


解説動画

【Logic Proでリアルなエレキギター単音カッティング制作術】

基本的にはこの動画を見れは完璧ですが、記事内ではテキストでの解説もしています。。


パスワードは
guitar-ab02
(随時変更します)

ここから先は動画の解説になります

エレキ単音カッティング打ち込み

音色選び

まずは音色を選びます。ここではLogic Proデフォルト音源の「Twangy Electric」を選択してください。

検索ボックスに「Twangy Electric」と入力

音色調整

次に音色を調整していきます。

まずはミキサー上部にある「Sampler」をクリックします。

Samplerをクリック

動画の0:30〜の要領で、音を短くします。

短くすることでギターらしさが大幅に増します。重要ポイントです。

画面はLogic Proですが、他のDAWでもギターの音は短くすることでリアル感が増すのは同じです。

アンプ設定

また、この時点でアンプを設定してしまってもかまいません。

ここではデフォルトプラグイン「Amp Designer」から
「01 Clean → British Combo Vlean」を選択しています。

もちろん、お好みのアンププラグインで設定していただいても問題ありません。

音を入力

ここまで準備ができたら、実際にノートを入力していきます。

まずは8分音符刻みで「レ→レ→ミ→レ」と入力

この状態だと機械的な連打ですので、ここから調整を加えていきます。

曲のコードに合わせて、音程を少し変化させます。(動画の1:25〜を参照)

ミュートを入れる

次にミュート音を入れていきます。

ミュートする音を選択し、デュレーション(音の長さ)を極端に短くします。

この曲の場合は、強拍となる1拍目裏、2拍目16分音符の裏、3拍目裏、4拍目裏以外の音を短くします。

ミュートする音は、ベロシティを50前後ぐらいまで下げます。

また、全体のベロシティをヒューマナイザーでバラつかせても効果的です。

ここまでで、かなりリアルな単音カッティングになりました。(動画の2:15〜参照)

スライドを入れる

もう少しリアリティを出すため、ピッチベンドを使ってスライドやチョーキングを再現します。

動画の2:24〜を参照し、ピッチベンドを入れていきます。

ここまででノート入力は完成です!

ダブリング

ここからはギタートラックを増やし、左右に振り分けてステレオにする「ダブリング」をしていきます。

まずはトラックを増やし、先程作ったパートをコピペします。

そして、アンプやプリセットで音色を少し変えます。同じ音色だと、左右に分けても意味がなくなってしまいます。

それぞれのパートをLRに振り分ければ完成です。

2つのトラックを左右に振り分ける

これによりステレオ感と存在感が大きく増し、曲の疾走感も上げてくれます。

完成

ここまでできればギタートラックは完成です。

他のパートと合わせると、動画の3:17〜のような仕上がりになります。

サンプル曲のようなロックはもちろん、4:05〜のようなエレクトロ曲でも活用できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

単音カッティングは、あらゆるジャンルの音楽で活用できる、基本にして最重要のギターテクニックです。

フレーズパターンや音色を研究すれば、サウンドは無限に作れます。

今回の制作法をもとに、ご自身で研究を重ねてクオリティを上げていきましょう!

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