【己所不欲 勿施於人...】

己所不欲 勿施於人...
己の欲せざる所は人に施すことなかれ

大学時代にインコ🦜を飼ってみたことがあるのですが。
わたしの育て方の問題なのか、そのインコ君の特性だったのか、
カゴに入れると外に出ようとして死に物狂いでずぅーっとバタバタしまくりで。
そのあまりに必死な様子は見ているこちらが苦しくなるほどで…
それで結局、ワタシの方が鳥籠に入れることがつらくなってしまって、部屋の中で放し飼い状態にしていたことがありまして。
そのインコ君は結局、ある日ドアを開けた隙に外に逃げてしまって。
いつかそんな日が来るんじゃないかなとなんとなく予感してたらやっぱり逃げたなぁ…なんて思ったものでした。

で、実はつがいで飼っていたので、インコ君には相棒がいたのですが。
相棒の方はわりとおとなしめで、いつも2匹で寄り添ってた印象があったのですが。
インコ君が外の世界へ飛び出してしまった日を境に、猛烈に窓の外に出ようとするかのようにバタバタしだして。
そんな姿は切なくてやっぱり見ていられなくなってしまって、
耐えられずに窓を開けてあげてしまったのでした…。

その日以来、
もう生き物を飼うのはやめようと心に決めたのでした。

閉じ込められているように見えて苦しくなってしまうので
生き物を飼うことはワタシにはとても向いていなかったのでした。

他の人がペットを飼っているのを見ると単純に羨ましいし、可愛いなぁとしか思わないのだけれど。
なぜか自分が他の生き物と生活を共にするとなると、苦しくなってしまう…
自分の持つ自由への欲求が反映されてしまってるみたいな感じで。

そんなわけでこのイラストは、大学の時に描いた絵をも一度描いてみたやつ。
インコを窓から逃がしてあげた時、こうゆー気持ちだったのだ。

自分があまりにも閉じ込められたくなさすぎて、自由を奪われるのが辛すぎて、そうゆう自分の気持ちが反映しちゃったなぁと思う。

生き物を飼いたいけど飼えないのは、そうゆう理由も大きいかもなとふと思ったのでした。