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ふと身近に感じたエコのこと(日記)

普段私はそこまで熱心にエコやら環境破壊やらSDGsやらに関心を持っているわけではない。
とりあえずちゃんとゴミは分別してるしエコバッグも持ち歩いている。服はあまり買わず,平気で10年以上同じ服を着続けている。購読しているナショナルジオグラフィックのメルマガで環境問題について取り上げられていれば,記事を読みはする。

でもぶっちゃけその程度。きっとそれは,ちゃんと考えて行動してる人にとっては不十分なんだと思う。

「じゃあ,わたしはどうすれば良いの?」
「でも,今の生活をまるまる変えるのなんて無理じゃない?」
「何をどこまでやるべきなの?」

ふと考え始めたら進むべき道がわからず途方に暮れた。

なぜ急にそんなことを考え始めたのかというと,実は某位置ゲーム関連で,ポリエステル素材の風呂敷を自主制作したことに端を発する。
わたしは,この風呂敷制作において,主にお値段のことを第一に考えていた。なぜなら,売れ残ったら自分が大変,というある意味セコい理由からだ。
swagなんていうものは必需品ではない。だからこそ多くの人は,高くて良いものよりお手軽なものを好む傾向にある。
そう,地球の環境破壊問題にとって私は,いわゆる”ダメな人間”だ。
三体の登場人物たちとは違い,400年後の未来の人類のことなんか1ミリも考えずに今を生きている。

しかしそんな私が,エコやらSDGsやらグリーンディールやらについて考え始めたのは,ドイツの方のある一言からであった。

『風呂敷に興味はあったけど,ポリエステルならいらない』

この話自体は又聞きなので,そのドイツの人がどういう理由でそう答えたのか,本当のところはわからない。実際は環境問題に配慮した訳ではなく,化学繊維アレルギーだとか,単純に絵柄が思ってたんと違うけどそう言うと角が立つから,とかいう理由かもしれない。
でも,わざわざ断る理由にポリエステルという素材を持ち出してきたのがEUの民っぽいなと思ったのだ。日本人ならそんな断り方をする人はあまりいないと思う。

ドイツは,プラスチックリサイクルにおいてEU内でリーダー的な役割を果たしており,リサイクル率が50%を超えているらしい。ちなみに日本では20%から25%だそう。つまりドイツの半分ぐらいってこと。

ここで「へーそうなんだ!私も気をつけなきゃなー」で終われない性格なのが自分でも面倒くさいと思うところ。
気になると,とことんGoogle検索したくなる面倒な性格なので,ご多分に漏れず検索しまくった。

そうして,大雑把にリサイクル言うても,特にプラスチックは,分別回収してもリサイクルしてるものは限られてること,日本だとちゃんとリサイクルされるのはペットボトルぐらいで残りの多くは燃やされてる,それでもリサイクル率には含まれてる(サーマルリサイクルっていうらしい),なんてことを知った。

結局は,リサイクル率なんていう数字に踊らされるんじゃなくて,プラスチックをなくす/減らすという方向に消費者の意識を変えていかないと,廃プラスチック問題は進展はしないんやろなってことが理解できた。だって,プラスチック製品って便利だもんね。

だから「ポリエステルならいらない」という考えは大事なんだなと思った。

最近では,9割の食塩からマイクロプラスチックが検出されたとか,人間の血管内のプラークにマイクロプラスチックが含まれてることが確認されたとかいう話もある。(※健康被害の直接的証拠はまだはっきりしていないらしいけど)
そうやってじわじわと影響が現実化してるんだってことを,もう少し日々の暮らしの中でも考えないといけないなと思ったのだ。

まずは身近なところで,スーパーで買い物したらロールになってるビニール袋をあまり使わないようにするとか,洋服はなるべく綿100%のものを買うとか,スタバで飲み物を買うときはタンブラーを持っていくとか,そのぐらいのことしか思いつかないけど,少しずつやっていこうと思う。
あ,忘れてた。次にもしswagを作るときは綿100%にしよう。

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