引き出し線と文字をアイテムのセンターに揃える Illustrator JavaScript
グラフの数値の更新などでアイテムの大きさが変わると,引き出し線と文字も合わせて移動することになります。
整列パネルでは対応できないことが多く,大抵次のような流れでセンターに移動します。
1. 変形パネルでアイテムの中心座標をコピー
2. 変形基準点を切り替え
3. 座標を再セット
この方法だと選択を適宜やり直す,変形パネルを細かくクリックするなどなかなか面倒な動作が必要です。できれば一括で済ませてほしいですね。
今回紹介するのは,まさにそのためのIllustratorスクリプトです。
動画で見てみたい
スクリプトのあらまし
選択したアイテムの中から引き出し線・文字・基準アイテムをそれぞれ自動で判別し,引き出し線と文字を基準アイテムのセンターへ移動します。
文字はなくても構いません。最低限引き出し線のオープンパスとオープンパスでないオブジェクトが1つずつあれば動きます。グラフは拡張してから実行してください。
スクリプトは引き出し線の角度を見て,天地センターと左右センターのどちらを目指すのか自動で判断します。
対応OS・アプリバージョン
Illustrator CS6〜2020に対応しています。複雑なことはしていないので,おそらくCS6より古いバージョンでも動くでしょう。
動作確認済み
• macOS 10.13,Illustrator CS6, CC2015.3〜2020
• Windows 10,Illustrator CS6, CC2019〜2020
使いかた
1. 引き出し線・文字・基準アイテムを選択
2. スクリプトを実行
すると,引き出し線と文字が基準アイテムの天地センター,あるいは左右センターへ移動します。
注意
実行しても反応がない場合,引き出し線を基準オブジェクトの中心に近づけ,もう1度実行してみてください。うまくいくときがあります。
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