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パスの自由変形アピアランスを数値で操る Keyboard Maestro 用アクション

Illustratorの[パスの自由変形]効果は,通常は手動で適当に変形するしかありません。しかしアピアランスの達人ほど「数値で指定させてもらえたら◯◯ができるのになぁ」と思うのではないでしょうか。

そこで今回は,パスの自由変形アピアランスを数値で操るKeyboard Maestro用アクションを紹介します。

あらまし

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選択しているアイテムに指定した数値でパスの自由変形効果をかけます。バウンディングボックスの4つの角の移動先座標(比率)を指定することで正確に変形できます。座標はアイテムの元のバウンディングボックス左上が (0, 0),右下が (1, -1) です。

Keyboard Maestroの Calculations 機能により,四則演算の式やサインSIN()・コサインCOS()・ルートSQRT()などの関数を使用できます。

上の画像の式は,正方形に適用すると正三角形に変形するアピアランスです。正三角形はワープ効果でも生成できますが,ワープでは小数点以下2桁しか情報を維持しません。そのためパスファインダー効果と組み合わせるときなど,正確な数値でないと結果が変わってしまう状況の場合パスの自由変形の利用がおすすめです。

目的の形状によっては,多数のアピアランス項目をたった1つでまかなえることもあります。かなり上級者向けですね。

指定できるオプションは次のような意味です。

Top left:左上座標。x, y の2つの数値を指定
Top right:右上座標。x, y の2つの数値を指定
Bottom left:左下座標。x, y の2つの数値を指定
Bottom right:右下座標。x, y の2つの数値を指定

動作環境インストール方法はそれぞれリンク先をご確認ください。macOSとKeyboard Maestroを使用中のかたのみご利用できます。

使いかた

対象のアイテムを選択した状態でアクションを実行してください。指定した[パス自由変形]効果が適用されます。

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すべてのアクションをまとめてほしい場合は,マガジン[MaestroPack]または記事[前面にあるAdobeアプリを自動で動かす Keyboard Maestro 用追加アクション]をご購入ください。すでにそちらの記事を購入済みの場合は,その記事からダウンロードできます。

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