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新規事業の作り方(その2)〜星飛雄馬に学べ!

前回は、新規事業を開発するにあたり、「アナロジー思考」が有効であるというお話をしました。

アナロジー思考とは、「ある分野の事例を他の分野に応用(移植)すること」です。

ビジネスにおいては、異業種のビジネスモデルを他業種へ応用すると、イノベーションが起きやすいのです。

私が思うに、アナロジー思考の一番の達人は、『巨人の星』の星飛雄馬です!(昭和50年以降に生まれた人は知らないかな?)

試合に勝つため(ビジネスで競合に勝つため)に、大リーグボール(新規事業)を開発した星飛雄馬に学びましょう。

星飛雄馬がいかにして、大リーグボールを生み出したか? 大リーグボール1~3号の解説をします。

①大リーグボール1号
(バッターが構えたバットにボールをぶつけて、凡打で打ち取る魔球)
ボクシングや剣道で、相手の動きを予測してパンチや竹刀をヒットさせることからヒントを得た。

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②大リーグボール2号(バッターの手前でボールが消える魔球)
まりつきをする女の子の、まりの動きからヒントを得る。そして、女の子から強引にまりを取り上げて、泣かせてしまう。

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③大リーグボール3号(バットスイングの風圧により、ボールがバットを避けて通る魔球)
小指を負傷したスケバンのお京(のちに左門豊作と結婚)が放ったりんごの動きからヒントを得た。

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いかがでしょうか? 野球以外の分野(異業種)の事例を野球に移植して、イノベーションを起こしているのです。

「ビジネスの話かと思ったら、マンガの話かい! バカバカしい!」と思ったあなた。そう、あなたです。

マンガという分野をビジネスという他分野へ応用する。これこそが「アナロジー思考」なんです!

「新規事業の作り方」は、次回(その3)で最後となります。



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