脱・白黒思考のススメ

人間の悩みの80%は人間関係である...。
昔何かの本で読みました。
私、北村は今年37歳になる2児の父でもあります。

20代は20代なりに悩みましたが、
アラフォーに近付くにつれて、降り掛かってくる問題がコントロール出来ないものや、ゴールの見えないものがたくさん降ってくるように感じる今日このごろ😅

ズーーーーンと人知れず疲れることもあります。
年と経験を重ねる度に強くなるのかなと思いきや、
逆に繊細になってきたようにも感じます。

そんな時、
先輩に指摘された【白黒思考】が過ります。

【白黒思考】とは、なんぞや?

【白黒思考】とは、その名の通り...
白か、黒 0か100の極端な思考です。

最近巷でも、メンタルを患って会社を休んだりする人がいたりしますが、きっと彼らも【白黒思考】なんだと思います。

【白黒思考】は、
視野を狭くし、新鮮さや感動を切り捨ててつまらない毎日を作り出してしまいます。

『一度失敗すると自分には出来ない』

『少しでも嫌いなところがあると、その人大嫌い』

『一度でも遅刻したらこの人はだめな人』

という、感じです。

物事を白か黒で判断しようとするからグレーゾーンが存在しません。

【白黒思考】の人のよくある特徴は、

・他人をいい人、悪い人の2種類で分類している

・楽天的な時と悲観的な時の差が激しい

・1つでも駄目だと諦めてしまう

・その為物事を続けるのが苦手 

 などがあります。

さらに、【白黒思考】が続くと、

・客観性がない捉え方をする 

・現実的な判断が出来ない時がある

・自分を大切に出来ない

・人間関係がうまくいかない 


・理想と現実とのギャップにフラストレーションを感じる

と、いう状況になりやすいです。

白黒思考で視野が狭くなると毎日がつまらなくなるだけではありません。

生き辛さの原因にもなります。

ひとつは、白黒思考は他人にも厳しくなりがちな点。
1つでもダメだと全てがダメになってしまうので、一つもミスが許されないような感覚を持っている傾向があります。

その為何に対しても否定的になりがちです。



ではなんで人は【白黒思考】になるのでしょうか?

その原因は幼少期にあります。

生まれた時はみんな【白黒思考】なんです。
それが成長過程で現実を知るにつれて《極端な思考》はバランスを取るようになります。

でも、それがうまくいかないと【白黒思考】が大人になっても残ってしまいます。

よく、〇〇さんって幼稚だよね!って言われますが、
脳科学的にはあながち間違いではないです(笑)

幼い頃の白黒思考と万能感

【万能感】とは、自分は何でもできる感覚のこと。

生まれてから成長するためには万能感が必要で、
万能感を感じるために白黒思考が必要となります。

生まれてばかりの頃は自分では何一つできませんよね。

そこで本当に自分が何もできないと思っていたらそのまま何も学ぶことなく体だけ大きくなってしまいます。

周りから学んでいろんなことを身につけるために自分は何でもできる!という絶対的な肯定感が必要になるんです。

何でもできるという感覚のもと、周りから学ぶのです。

よく『悪魔の2歳児』と聞きますが、
子育てされてる方ならみなさん実体験あるはず。

『自分でする!自分で!!』

何でも自分でやりたがる月齢ありますよね。

万能感を感じている状態は、できる自分のみを見ている状態です。

まさにどちらかだけを偏ってみる白黒思考です。

逆を言えば、万能感を感じる為には、できる方だけ偏って見る白黒思考が必要だと言うことになります。

幼い頃は成長のために必要な万能感ですが、大人になっても残っていると現実がバランスよく見えなくなってしまいます。

通常、万能感は等身大の自分を受け入れることで手放していきます。

等身大の自分を受け入れることで手放す。

すべて思い通りにならないこと、自分の能力だけではどうにもならないと失敗や挫折を繰り返しながら受け入れていくのです。

でも、失敗や挫折を十分に経験できないと万能感を手放すことが難しくなります。

その結果、白黒思考が残ってしまいます。

きっとメンタルを患っている人というのは、失敗や挫折を十分に経験できてこれなかったことが原因なのかもしれません。


じゃあ、白黒思考を抜け出すには?


1)白黒思考を改善する怖さを受け入れる


万能感が残っているゆえに、白黒思考が残っている可能性が高いわけです。

だから白黒思考を手放すとは、残っている万能感を手放さないといけないということです。

今までは見たくないからないことにしてきた『できない自分』を見なくてはいけない、自分にはできないことがあるということを認めなくてはいけないということ。

2)断定的な言葉を使わない

『絶対』は禁句。
これが『白黒思考』を顕著に示す言葉。

『絶対〜だ』
『〜に決まってる』
『いつも』
『常に』
などの言葉を使っていたら、何か決めつけていることがないか、自分の見方は偏っていないか確認してみましょう。

オススメは日記。
日記を書いてみて、あとから読み返してみたり、別の考えがないか予想しながら読み返してみたりします。

感情が刺激されている時は顕著に白黒思考がでます。

まずは、『絶対』を使わないようにするだけでも変わります。

3) 中間(グレー)を意識する

自分が白黒判断していることの中間を考えます。
『あの人は好き』『あの人は嫌い』の2択だったところから、グレーを作ってみます。

長年の思考の癖ですから、気づくことで改善出来る!

言葉を通して気が付いて、言い換えたり、中間をイメージしたり、できるところから修正です。

思考がゆるんでくると今まで見ないことにしてきた新しい世界に出会うことになります。

それは、
白黒思考の影響で視野が狭くなり、切り捨てられてしまっていた新鮮さや楽しさです。

新しい世界への扉を開くつもりで、手放してみませんか?

かなり長くなりましたが、メンタルに悩んだ時にぜひ読んでほしいなと思います😊

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