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Rhizomatiks inspired by Perfume 2020

Rhizomatiks inspired by Perfume 2020
2020.1.11-1.27
@PARCO MUSEUM TOKYO(東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ4F)
入場料:VR体験付きチケット 1500円(税込) / 一般チケット 500円(税込)
★★★☆☆


ライゾマティクスがこれまでPerfumeと作りあげたクリエイティブを実物と映像で紹介するもの。
入場は500円、プラス1000円払うとVR体験ができるが、「70分待ち」と出ていたこともあり断念した。

会場のPARCO MUSEUM TOKYOは初めて入ったが、面積はかなり小さく、展覧会を作るには大きな制約がある。にも関わらずVR体験スペースとそれを待つ人が入って待っているので、入り口からの景色が窮屈に感じた。このVR待ちの人によって挨拶文は読めなくなっていた。

入ってすぐのスペースでVR体験、その次が映像とデバイスなどの展示スペース、そして最後が、新作インスタレーションとなっていた。VRは体験しなかったが、下記のコンテンツとなっていたらしい。

ヘッドマウントディスプレーを装着して体験する「Flash-Virtual Reality」は、楽曲『Flash』の映像演出のために取得した3人のフォトグラメトリデータを用いて制作された新作。物理的な制約を外したVirtual Realityの世界でしか実現出来ない新たな演出を行うことでライブ演出の拡張を試みたという挑戦的なコンテンツだ。ーTECHABLEより https://techable.jp/archives/115411

映像とデバイスの展示スペースでは、Perfumeのライブやミュージックビデオで使用された演出とその裏側が見られる。

例えばこれは、Perfumeの3人がデバイスを付けた手を動かすと、観客の持つハンドライトがそれに反応してカラフルに光るというもの。このライブ会場だけではなく、遠隔地のライブビューイング会場でも観客はこのシステムで楽しむことができる。

最後のスペースにあったのが、ライゾマティクスの新作、<Flash - Immersive Projection>。楽曲「FLASH」でPerfumeが踊る動きに合わせて無数の効果が重ねられ、ダイナミックに強調される。そしてそれを映し出すスクリーンとなるのが、突き当りの壁とそれに隣接する4面の壁、床、天井(この没入型のVirtual Reality環境はCAVEと呼ばれるそうだ)。立体的に立っているかのように見えたと思えば頭上からのアングルになったり、視点が縦横無尽に動き、約5分間のあいだずっと目を奪われて夢中になった。
この作品は本当に魅力的で面白くて、正直に言うとちょっと涙ぐんでしまったほどだった。

帰宅して、思わず家にあった2017年1月号の美術手帖を手に取った。会場で販売したらけっこう売れたと思うんだけど。あったけど私が見つけられなかったor売り切れていただけかしら。

展覧会URL
https://art.parco.jp/museumtokyo/detail/?id=346

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