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展覧会記録

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備忘録。2018年春以降。学芸員資格を持っています。内容はもちろん、会場構成にも関心を持ちます。写真は加工してたらアップが遅くなってしまうので撮ったまま載せてます。あしからず。
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#東京都現代美術館

ライゾマティクス_マルティプレックス

ライゾマティクス_マルティプレックス 2021.3.20-6.22 @東京都現代美術館 企画展示室 地下2F(東京都江東区三好4-1-1) 入場料:1500円 ★★☆☆☆ ライゾマティクス設立15周年かつ、美術館における初の大規模個展。 Rhizomatiks x ELEVENPLAY "multiplex" 2021 写真では分かりづらいが、手前の少し小さなスペースにELEVENPLAYの実際のパフォーマンス映像が流れており、その奥の展示室で実際に舞台装置だけが動き

マーク・マンダース —マーク・マンダースの不在

マーク・マンダース —マーク・マンダースの不在 2021.3.20-6.22 @東京都現代美術館 企画展示室 3F(東京都江東区三好4-1-1) 入場料:1500円 ★★★★☆ マーク・マンダース国内美術館としては初の個展だそうだ。 私は金沢21世紀美術館で開催されていた「ミヒャエル・ボレマンス マーク・マンダース|ダブル・サイレンス」展が好評を博していたので、この作家を知った。 東京に巡回してきた!と思ったら、マーク・マンダースの個展へと姿を変えていたのだった(笑)。

石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか

石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか 2020.11.14-2021.2.14 @東京都現代美術館 企画展示室 1F/地下2F(東京都江東区三好4-1-1) 入場料:1800円 ★★★☆☆ 会場内は全面撮影禁止だった。 展覧会URL ここで公開されているPDFに、展覧会内のすべてのテキストが載っていると思われる。

オラファー・エリアソン ときに川は橋となる

オラファー・エリアソン ときに川は橋となる 2020.6.9-9.27 @東京都現代美術館企画展示室地下2F(東京都江東区三好4丁目1−1) 入場料:1400円 ★★★★☆ リリース時から楽しみにしていた展覧会。気づけば残り少なくなっていて、これ以上先延ばしにするとますます混んで来ると思ったので時間があまりなかったが行ってきた。 美術館公式Twitterで待ち時間がアナウンスされているが、14時台以降なかったので空いてきたのかなと思い、閉館の18時まで観るつもりで16時5

MOTコレクション いまーかつて 複数のパースペクティブ

MOTコレクション いまーかつて 複数のパースペクティブ 2020.6.2-9.27 @東京都現代美術館 コレクション展示室1F / 3F(東京都江東区三好4丁目1−1) 入場料:500円 「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展の待ち時間にぴゃーっと行ったのでほとんど解説などは読めていない。見たことのある作品もあった。 松江泰治の作品。これは以前にここのコレクション展で見た(おそらくリニューアルオープン記念のコレクション展)が、やはり好きだ。東京の工業地帯などの

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく 2019.11.16-2.16 @東京都現代美術館企画展示室3F(東京都江東区三好4丁目1−1) 入場料:1500円 ★★☆☆☆ 先にダムタイプ展を見たので、来た時よりは人が減っていたけど、それでも多かった。展覧会終了近くの日曜日だったからだろう。建築家の田根剛が会場構成をしたということも話題だった。写真を撮れるところが少なかったので残念だった。やはり記憶は時間が経つと薄れてしまう。 全体的に、細かい作品も一つ一つ熱心に見る人が多く、ベル

ダムタイプ アクション+リフレクション

DUMB TYPE ACTIONS+REFLECTIONS 2019.11.16-2020.2.16 @東京都現代美術館 入場料:1400円(コレクション展も観覧可) ★★☆☆☆ ダムタイプ展とミナ・ペルホネン展を見に東京都現代美術館へ。清澄白河はやはり遠い。駅に着いてもそこからが遠い。でも行ったら人が溢れていた。 15時頃という、美術館が最も混む時間に到着してしまい、ミナ・ペルホネン展は大混雑が予想されたのでまずはダムタイプ展に。6点の大型作品やインスタレーションを中