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展覧会記録

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備忘録。2018年春以降。学芸員資格を持っています。内容はもちろん、会場構成にも関心を持ちます。写真は加工してたらアップが遅くなってしまうので撮ったまま載せてます。あしからず。
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#近代美術

所蔵作品展 MOMATコレクション / 男性彫刻

所蔵作品展 MOMATコレクション / 男性彫刻(コレクションによる小企画) 2020.11.25-2021.2.23 @東京国立近代美術館 本館所蔵品ギャラリー4F-2F(千代田区北の丸公園3-1) ★★★☆☆ 眠り展チケットで入場できる、東京国立近代美術館のコレクション展。 これまで何度か企画展のついでに見ているが、ほどよい定番作品と入れ替え作品の比率だなぁと思う。あぁこの美術館に来たなぁって感じるおなじみのものもあるし、こんなのも持ってるんだーっていう新しい出会いが

眠り展:アートと生きること ゴヤ、ルーベンスから塩田千春まで

眠り展:アートと生きること ゴヤ、ルーベンスから塩田千春まで 2020.11.25−2021.2.23 @東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー(千代田区北の丸公園3-1) 入場料:1200円 ★★★☆☆ ”眠り”にまつわる作品を展示する展覧会。 ゴヤのロス・カプリチョスは大学生の時に見たことがあったので、私にとっては懐かしさを誘う作品だった。これはロス・カプリチョスのうちの「理性の眠りは怪物を生む」という作品。 藤田嗣治↓ 楢橋朝子 ↓ 饒加恩(ジャオ・チアエン

清春芸術村(清春白樺美術館、光の美術館ほか)

清春芸術村(清春白樺美術館、光の美術館ほか) @山梨県北杜市長坂町中丸2072 入場料:1500円 ★★★★☆ 清春芸術村は、その存在を知ってからずっと行ってみたかった場所。2021年が明けた1月2日から営業していたので年明け小旅行として行ってきた。案の定お客さんはほとんどおらず、ほぼ1日をかけてのんびり過ごすことができた。(ソーシャル・ディスタンスばっちり。) 芸術村概要 西に南アルプス、北に八ケ岳、南に富士山を望むこの場所は、そのむかし清春と呼ばれていました。 地

京都市京セラ美術館開館記念展「京都の美術 250年の夢」 最初の一歩:コレクションの原点

京都市京セラ美術館開館記念展「京都の美術 250年の夢」 最初の一歩:コレクションの原点 2020.6.2-9.6 @京都市京セラ美術館 本館北回廊1階(京都市左京区岡崎円勝寺町 124) 入場料:1000円 ★★☆☆☆ 写真撮影不可だったので写真はない。最後に、最初の建物の設計図などの展示もあった。 京都市美術館のコレクションの「最初の一歩」がどのような内容であったのか、87年の歴史を遡って紹介する特別企画です。開館3年目(1935年)の春に初めて開催した「本館所蔵品陳