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ポーカー台を作る System編15

システムもデザインもコンピューターの中の話だけじゃない、
というのがわが社のモットーというか、僕だけのモットーなんですが
昨日、ひさしぶりに良いアイデアを思いつき、とても、すっきりしたのでその話をメモしておきます。

ちなみにモットーについて少し話すと、例えば「お店のデザイン」というと見た目の話っぽいですが、「機能美」としてオーダー、配膳、料理、洗い物など効率よく動けるための導線や、棚の高さ、机の高さ、収納の場所などいろんなものがシステムでありデザインで、それらによりスタッフが1人いらなくなり人件費が浮いたり、従事者の疲れが大きく減るとか、無理な動きがなくてお皿が割れなくなるとか、あらゆるものにデザインそしてシステムがあると思うのです。

さて、ここ1ヶ月ぐらい。ポーカー台を作りながら2440mmx1220mm という巨大な大きさが、なかなかに邪魔で、かといってこれをどこかに仕舞ってしまい、都度組み立てるとなると面倒で使わなくなりがちなのも明白。
特に、これから動画コンテンツを作っていく上で、配信する場所にこれを移動させるのも大きな手間で、内臓カメラ以外のセッティングやらいろいろに時間や手間がかかってしまってはプロジェクトそのものがダメになってしまう。

ここ2年ぐらいLIVE配信そして、Youtube向けの映像制作をやってみて、わかったこととしては、映像の品質をあげたり機材が充実するのはとても良いことだけど、映像の中身のほうが遥かに大切で、いろいろ準備のほうが大変になると、準備するのが精一杯で面白いものを作れなくなるということです。
今までやってきた映像の仕事は、関わる人数が多く、それぞれのプロフェッショナルが自分のパートをこなす集団制作だったので思う存分こだわれたけど、最近は最低限の人数でいろいろこなすポリバレント性が求められるのでだいぶ変わってきました。
その中で、なによりも、優先すべきは動画の中身が面白いかだったりするので高級機材で撮ったつまらない映像より、スマホでブレブレでも面白いものであれば後者に価値があるのです。
もちろん業者として関わる時は、基本中身は相手が考え、自分たちは質の良いクオリティを提供すれば良いわけですが、今回のポーカーは基本的に自社プロジェクトですし
今までも自主プロジェクトをやるのにおいて、技術面や環境面に力や思いを注ぎすぎて、肝心の中身まで到達しなかった反省もあるので
今回は、思い立ったらすぐ動画が撮れるとか、終わったらさっさと帰れるとか、つまるところ「常設」というのがなによりも大事だと思っていたので、ポーカー台をどこにどういう風に設置すべきか、ずっと頭を悩ませてました。ライブハウスは常設されているからほんとに楽に音楽ができる。野外ステージとか組むとほんとに痛感します。

ちなみにこういう遊戯台を置くと、風営法の遊技場が適応される可能性もあり、そうならないように10分の1ルールも重要で、(遊戯台を置くエリアが、全体の面積の1/10以下なら風営法から除外できる)
ということから、狭いワンルームをそれ用に借りるというのも考えてはみたのですがNGとしました。実際、お店として営業するわけでもなく、撮影小道具なので全く問題ないのですが、このジャンルはお上がうるさいので、グレーでもNGとして真っ白にしていくのが大事だと思ってます。

そんなこんなでここ数日、ずっと悩んでいたんですが、昨日、新宿にでかけ、大好きな桂花ラーメンに入り、ラーメンを待っている間にパッと閃きました。

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外人さんは、ポーカーテーブルの上に板を重ねてテーブルにしているのですが、この感じにして、日々の配信で使っているテーブルと差し替えてしまえば、ずっと配信ポジションにポーカーテーブルを置いておけるという。。

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このテーブルが配信時のテーブル。160cmx 70cmなので、横縦とも1.5倍になってしまいますが
演者が三人いる時は倉庫から同じテーブル出して広げてたりするので大きい分には困らなそう。

最初にポーカーテーブルを作る段階で、天板カバーをつくってテーブルにするアイデアは知っていて、コタツの天板ひっくり返すと麻雀卓みたいなアイデアだなーと思っていたのですが、これごと配信台にするというアイデアはまったく閃かなかったです。天板カバーを作る必要はありますが、それ以外にデメリットはまったく感じず、これはなかなかのナイスアイデア。

これにより、映像回線や、天井からのカメラ、照明。いろんなものが常設できて、クオリティが高いものが作れそう!

20歩ぐらい前進!

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