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ありがとう、広島第一劇場

私にとっての広島第一劇場の思い出は、2020年の11中が最後になります。
自分の日記のように使ってるTwitterアカウントに、その時の思い出をツイートしていたので、その文章を抜粋して、思い出をまとめてみました。最後に、今思う事を書いてます。前半の広島の思い出部分は、あまり人に見せることを考えてない、心からそのまま垂れ流したような文章なのでいつも以上に稚拙ですが、素直な気持ちが出ていると思ったので、残しておこうと思います。

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秋元みりさんのステージは、永遠を感じさせる。かと思えば、一瞬で過ぎるような気もして。五億年ボタンを思い出した。みりさんの纏う空気がいつの間にか場内に広がって、妖艶かつ不思議なみりさんワールドに入り込んだ感覚に陥る。みりさんにしか醸し出せないあの空気にいるのは、どこか心地よさを感じる。ポラなどの対応を見ているとあまり多くを語らなさそうなイメージだったので、もっと知りたくなりブログを読んだら、色々と語られていて、みりさんの世界はすごく深く広がっているのだなと興味がわいたし、ステージへの妄想も広がりそうです。

安田志穂さん。すごくゆったり、丁寧に動いているのは同じなのにようこさんとはまた違うんだよなあ…どちらもすごく魅力的。緩急の美しさと、コロコロ変わる豊かな表情から目が離せない。瞳と全身を使った表現がすごくて、笑顔も誘われ、涙も誘われる。泣いてるのかな?と一瞬思ってしまうような表情に心を掴まれてしまう。志穂さんのステージって、どこか切なさがあって、でも切なさも美しい感情だよねと思わせて下さる。

ALLIYちゃん。身体の動かし方の綺麗さがすごくわかる神秘的な演目と、少しダークさ、シリアスさを感じる演目だった。SOBでの激しくクールなステージを観て、こんなALLIYちゃん観たことない!と興奮かつ感動、湧いたのが記憶に新しいですが、ALLIYちゃんはニコニコかわいくてファンシーもできるしカッコ良さもALLIY(突然の駄洒落)、表現の幅がとても広い方なのだと改めて思いました。シリアスな演目、ストーリーの考察が楽しいです。

矢沢ようこさん。

好き。

なんか、好きな人ほど語れなくなる。好き!かわいい!綺麗!美しい!になってしまう。どうしたらいいんだ?!スラスラと感想書けるひとたち、すごくない!?

〜ここから下は後日落ち着いてから書いた感想です〜

広島第一劇場とようこさんは切っても切れない関係にあると思っている。第一劇場を舞台にした、「彼女は夢で踊る」は映画公開中、「浮気なストリッパー」はDVD発売で、両方観た私はテンションぶち上がりで広島に来たわけですが、いつも綺麗なようこさんがより一層美しく感じた。ようこさんの放つ気と、劇場の空気が呼応していると思った。
ストリップのステージだけではなく、様々な作品を通して第一劇場と向き合ったようこさんにしか出せない空気感、オーラというのがあると思う。ようこさんが第一劇場で積み重ねてきた思いがこちらにも見えてきそうな、想いのこもったステージで、すごく美しくて、涙が出た。
たまたまポラ中の話の流れで、ようこさんはオーラがありますねと伝えたんだけど、ようこさんは「オーラってなんだろうね」と私に言った。私は答えられなかったけど、ようこさんのステージを観ていると、見えないけど確かに何かが漏れ出していると思う。それは愛だったり、祈りだったり、はたまた憂いだったりすると思う。

〜ここから先は帰宅中の文章です〜

社長が、「いつ帰るん!?」って言ってきて、これから帰ることを伝えると、「ありがとうね。機会があったらまた来てよ」と言ってくれた後に続けて「俺はしぶとくまだやるから!!」って言っててなんやこれもう映画やんっておもて涙ちょちょぎれ中

劇場やご飯屋さんで出会った人たち、こんな時期なのに全く嫌がることなく、遠いところからありがとうねってすごいあたたかく迎えてくれて、優しすぎて本当に…底に穴が空いたコップのような私の心がひたひたに満たされました。今週の踊り子さんも、集まってたお客さんもみんなすごくあたたかくて…人と関わることなんて結局辛く悲しく寂しいだけで私の人生に無意味だと思うこともあったけど、人と関わること諦めてはいけないなと改めて思いました。

社長、ぱんぱんにパンが詰まった袋二つ持ってて、女の子にはアンパンや!!って今日はアンパンくれたんだよ。好みを考えて選んでくれてるの優しすぎるし、社長は毎日男女問わずお客さんに何かあげていた。きっとみんな、社長のあたたかさを感じて、人が集まるのだと思う。

本当にたくさんの人にお世話になった幸せな広島旅でした。思い出すだけで涙が…映画もあってかなり感傷的になってるな。一瞬一瞬ひとつひとつのことを大切に大切に生きていこうと思わされました。インドに行くより人生観変わるからみんな広島第一劇場に行こう。

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広島第一劇場に行けたのは、計3回だった。毎回、これが最後かもしれないな、って思いながら足を運んでいたけど、この時社長が言ってくれた、また来てよ、俺はしぶとくまだやるから!って言葉を信じてて、また劇場に足を踏み入れる事が出来るかもしれない、なんて思っていたけど、その願いは叶わなかった。

劇場に辿り着くまでの道のり、広い舞台、赤、水色、橙のコントラストが美しい照明、少し見上げると鏡があって、色んな角度から踊り子さんのステージを堪能できるとこ、常連さんと社長、従業員さんの和気藹々としたやり取り、なぜか落ち着くロビー。全部大好きでした。

劇場が閉館になる度、なんかもっと出来ることあったんじゃないかな、とモヤモヤしてしまい自分を責めるけど、広島の閉館興行の看板にはでかでかと、「これからもストリップをよろしく!」と書いてあった。泣きそうになった。そうだ、これからもストリップは続くんだよな、って。閉館、理不尽な取り締まり、ストリップへの逆風は止まないけど、映画化や、多くの人が見るニュース記事に取り上げてもらえたり、追い風も負けじと吹いていると思ってる。広島第一劇場が、「第一ファンの皆様 前を向いて下さい ストリップは止まらない!」って言ってくれているんだから、しょげたままでいられないよね。

今日が終われば、インドに行くより人生観変わるから、広島第一劇場に行ってくれ!!とは言えなくなってしまうけど、とにかく、お近くのストリップ劇場に行ってくれ!!!とはこれからも声高々に伝えていこうと思うし、これからも、ストリップを全力で応援し、愛していこうと思う。

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