絵里子

* Okinawa * 夫・3歳の男の子、0才の女の子。ローカルメディアのお仕事を育休…

絵里子

* Okinawa * 夫・3歳の男の子、0才の女の子。ローカルメディアのお仕事を育休中。いまの沖縄をあるがままに * スキ* 写真、本、YOGGY、日本映画、植物、ねこ、レトロ、間取り、市場

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はっとするあお

くもりとはれのあいだ やけにあおくてすんだそらがこちらをのぞいてた いつからみていたの ごめんね きづくのおそくなって いつから、とかではないよね あなたはずっとみていて あなたのせかいにはわたしだけ わたしのせかいにはいろがずっとあふれていて、あなたがはいりこんでもたまにきづかないの ごめんね いつからみていたの さっきまでのくも もくもくはいつのまにかとんでいってこんなにもあおがのぞいていたんだね はっとするようなあおでもね みなれてしまうとまた

    • デジャブ

      父の日、こどもの体調が少し崩れた。 ちょっと前の時代であれば、微熱が出ても元気なら会いに行っていた。 でも、今は、お互いにやめとこうってなる。  仕事がフルタイムだから、以前はよく父を頼っていたんだけど。 こどもは体調が万全でないとぐずる。ぐずると仕事はおろか家のことなんにもできない。 言葉で表現できない分、体の中がおかしいってことがむずむずして、イライラしている感じ。 そんなときは、いくら言葉をかけても無駄だ。 ぜーんぜん届かない。一年と半年が過ぎて覚えたたくさん

      • もう少し

        はじめて本をプレゼントされました。だいすきなともだちから。その本を読んで気づきました。苦しい時、ひとりで抱え込むのが無理なとき、嬉しすぎるとき。そんなときになにかを書くこと。それがわたしの小さい頃からの癖でした。 もう少し  じいちゃんの故郷。名護市三原147 番地。 あ、ここわかる。 この場所、昔みんなで一度だけ泊まったことがある。みるみる思いだしていく。特に川と夜の花火。 山に囲まれた行き止まり。すごいところに来たわくわく感と夏休みの解放感。 家の中の記憶はまるで

        • 沖縄島建築から見えた、これからの生き方

          この本は、わたしにとってこれから生きていくなかで、間違いなくひとつの転機。この街はすきだなとか、入る前からこのお店は居心地がよさそうだ、というなんとなく思っていたことを解決してくれた。 沖縄島建築良き心地オーラを感じるおみせや建築物、植物に愛着を感じてしょうがない。 色々な角度で見ると建物はもっと面白い。大事なことは正面だけじゃわからないということ。建物の数だけ人の歴史がある。経年劣化はとても大事な物語のあかし。 そして、 不安で明日何が起こるかわからない、いま。心底

        はっとするあお

          影でもわかる幸せ

          影でもわかる幸せ

          沖縄G-shelterが本日閉店だということ

          音楽ナタリーのLINEニュースの小見出しに驚きを隠せなかった。 沖縄はライブハウスがすくない。(と思う) 東京にちょっといたとき、ちっちゃなライブハウスや、劇場がたくさんあることに衝撃を受けたから。 沖縄のライブハウスといえば、のハコがなくなることがあるなんて、これっぽっちも思わなかった。足しげく通ったわけではないけれど。国際どおりの端っこからカルチャーを常に発信していたG-shelter。通るたびにパワーがあふれてて、いい空気が纏ってる気がしてた。 ライブやdjイベ

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          壊れてゆく沖縄

          コロナ禍のいま、こんなにも「暮らす」ことに向き合ったことはないくらい今、全力で暮らしに向き合っている。「暮らす」ってなんだろうと思って、思わず意味を調べてしまうほどに。 ことあるごとに、外へ外へと非日常を求めてしまうけれど。(今でも求めるけれど) 町並みや生活は愛しいものであり、非日常。いままで見ていたつもりだったけど、目に映っていなかったもの。 沖縄では年々増えていく観光客に対応するため、あらゆる古い建物が取り壊され、跡地にはタワーマンションやホテル、大型ショッピングセン

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