【感想】文スト アニメ54話

※原作未読のアニメ視聴となります。ネタバレ注意。
※台詞はアニメからのリスニング引用になります。


感想

  • この時点で本当に芥川さんは死んでいるのかな? 前話で首絞められた男性の「すまん。命の礼にしちゃあ、ささやかすぎたな」という発言も気になる。実は福地さんの正体に気づいてる? 芥川さんから福地さんを引き離すことが目的? 誰か教えて……。

  • やっぱり夕日の作画かっこいい。顔の彫りがくっきり浮かぶ。吸血鬼は太陽光が弱点だとは聞くけれど、そこはどうなんでしょうかブラムさん。終盤では一人の吸血種が普通に真昼の空港を歩いてたし……。

  • 怠惰な声がキャラにハマってる。ブラムさんの「其方に呪いはかけられぬ。其方自体が呪いなのだ」という台詞。「其方自体」という語句を少しの嘲笑を込めつつ強調して発音してたのが良かった。

  • 樋口さん逃げて、超逃げて。こんな時でも弛まぬ先輩愛にはむしろ尊敬しかない。マフィアのほとんどが吸血種になるとか絶望でしかない。

  • 福地さんにその異能の必要性を説かれて、吸血種テロの再捜査依頼を止める立原君はチョロいなと思ってしまった。でも、敦君が真相を語っていたデータ(一度破壊済み)を異能で復元し、探偵社擁護派の副総監に渡すという代案を出したので仕事のできる人だと思った。これについては福地さんの想定外だったらしい。代案について快くは思っていないものの、福地さんはそれを了承。そんな彼の胸中と反応の齟齬に、ここで条野さんは気づいた? にしても、嫉妬した燁子さんが立原君ポコポコするの可愛い。

  • 報酬にラジオを要求するブラムさん。棺をそっ閉じする福地さん。なお、この後猫のように首根っこ掴まれて持ち上げられる。

  • 立原君がマフィアビルを背に立っているのは、自分なりの立ち位置を決めたからかな。「疑ったのは首領です」と本来の上司を前に首領呼びをしているし、「世界の敵を撃滅せよ」という力強い命令に背を押されて鼻に絆創膏を貼ったので、ポートマフィアの立原君であることが分かる。激熱。それにしても、「命令が俺を俺にする」という立原君の発言、前シーズンでもあったけど、一個の人間としてどう生きるか今も迷ってるんだね。

  • 「儂の破滅? 何故そんなことが起こる」まさに福地さんの辞書に「破滅」の二文字はないと言わんばかり。そりゃそうだ、雨御前と自らの異能で破滅をなかったことにしてきたんだもの。だから破滅とは何か、その言葉の意味を知らないような表情と口調なのだと納得した。何と盲目的で狂気的なのか。

  • 剣の破片が腕の血管を上っていくところで「痛い痛い痛い」って叫んじゃった。首の血管から破片ブチって抜いたときも叫んじゃった。

  • 眼球を斬られた立原君が、天人とは何かを福地さんに問われて「すんません、国語の授業サボってたもんで」と返したの好き。


 立原君のターンが繰り広げられた54話でした。福地さんの最強っぷりに先が思いやられるばかりです……。ムルソー組の登場が待ち遠しい。

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