【感想】文スト アニメ56話

※原作未読のアニメ視聴となります。ネタバレ注意。
※台詞はアニメからのリスニング引用になります。


感想

  • 文ちゃんの行動を乱歩さんの企みによるものだと、福地さんは思ってるのか。実際どうなんだろう。

  • 大指令が座席に(固定されて)ちょこんと置かれてるので大丈夫? と思ってたけど、次元断絶能力で覆われてるから雪中梅されてても砕けなかったのか。この予防策を張った見返り包帯無駄遣……美男子の「これくらい当然だよ」と余裕のある微笑みが眩しい。

  • 「大丈夫だよ安吾。ここが嘘の吐きどころさ」そう言って肩に手を置いた幻影に、思わず反応した坂口さんの手。本人がいなくても、いろいろな人の心に太宰さんの影が色濃く落ちている。それが裏切った嘗ての友であっても、信頼しているんだなあ。「笑っているんでしょう? 厭な人だ」って優しい声で太宰さんの写真を指で弾くの好き。

  • 「滑稽ダヨ」「フョードルぅ?」「わぁお」全部好き。セリフ回しについてはもうちょっと詳しく語りたい。

  • 背中には包帯がない……だと? ああ、ご尊顔が赤く腫れちゃって……。ゴーゴリさんが自分を「親友」呼ばわりしつつお手手ぎゅーしてきたので驚くドス君、ゴーゴリ劇場(激情のが正しいかもしれない)をジト目で見守るドス君。世界振り回してるのに道化師一人に振り回されてるの面白すぎる。というか今回のムルソー組、声の振り幅がえらいこっちゃと思ってたんだけど、よくよく聞いているとドス君だけ通常運転なんだよな。

  • 「ブラチャン」と反芻する声がその質に対して可愛い。言葉遣いがかなり旧いけれど、いつから生きてるんだろう。元に戻せと言うブラちゃんの話を聞かず、吸血種による空港閉鎖を解くよう説得する文ちゃん。まあさっきブラちゃんも文ちゃんの話聞いて(聞こえて)なかったからね。無理やり聖剣を抜こうとしたときのコミカルチックな絵可愛い。

  • これほどまでに「(男尊女卑から来る)暴力的なまでのジェンダーロールの押し付け」が負の遺産になってしまったと感じたことは正直なかった。原作漫画でもこのシーンは読んだけれど、「まあ確かにキャラのモデルが生きてた時代を考えるとね」という程度だった。でも、アニメで声や動きがついてより真に迫ってきた。文ちゃんはまだ10歳。ブラちゃんも言ってた通り「機織り機も踏めない」、つまり社会に出て就労する前の子ども。この年齢で「完璧な女性」という型に無理やり押し込められれば、歪まずに育つ方が難しいと思う。でも文ちゃんは「こういう危機が来たら絶対に逃げない覚悟」という彼女なりの芯をもって生きてる。竹のようにしなやかで真っすぐに育ってほしいな(保護者か)。

  • 無線ラジオ欲し過ぎて、宇宙をバックに背負うブラちゃん。スマートフォンなる文明の利器から流れたのはまさかの『軌跡』! なんと滑らかなエンディング導入。スマホの良さに気づいてしまい、本当にスペースブラちゃんになっちゃった……。「其方……女神か?」


 普段は手書きで感想をメモしているのですが、wordでのセリフの文字起こしメモが楽しくなってしまいました。中の人の演技を踏まえつつ書き起こすのは難しいけれど、面白いです。

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