【感想】文スト アニメ50話

※原作未読のアニメ視聴となります。ネタバレ注意。
※台詞はアニメからのリスニング引用になります。


感想

  • ショタチハラさん可愛い。顔の幼児特有のぷくぷく感がたまらん。慰労会の司会をショタの姿でやらされるとかどんな地獄ですか。

  • 燁子さんは面白い人(かなりの婉曲)なんだけど、その正義感自体は歪んでいないと思う。この国の秩序を字の通り「体現」するために人外化手術を受ける覚悟は伊達じゃないし、異能があったとしても常人にはできない。凡人には凡人の越えられぬ壁、才ある者にもまた待ち受ける壁があると、暗に説いた彼女が目にしてきた世界はどんなものだったのだろう。

  • 「何のために生まれてきたのか分からなかったなんて、そんなのを最期の言葉にして人は死んじゃいけないんだ」某アンパン頭のヒーローが登場するアニメの主題歌にも、似たような言葉があった。これは何かを潜り抜けてきた人間だからこそ出る言葉だと思う。

  • 敦君救助のために飛び降りたルーシーの「敦ィーー!」が熱い。

  • 「探偵社の無実を信じない改変」をしたとドス君は言っていたけれど、探偵社の面々の人間性や活躍を覆せるような整合性を持ったシナリオを用意できなかった。「頁」は、Σ君や天空カジノのように「なかったものをあることにする」ことはできても、国木田さんたちにテロリストの記憶を植え付けることしかできなかったみたいに「あったことをなきものにする」ことはできないんだ。

  • 太宰さんの笑い方が太宰さん太宰さんしてた(?)皆さんだって大好きでしょう? 堅苦しい理論では説明がつかない偶然と不合理。

  • 広津さんや銀ちゃん、森さんまで探偵社の無実を信じて疑ってなかったんだ。そのことや無実自体に、立原君は二重スパイだからこそ気づけた。そこでドス君の筋書きである「頁」が破れる演出が流れたの最高過ぎる。「優秀な兄のようにでもなく、兄の逆でもない誰かになりたかった」善良と悪逆の狭間で揺らぐ姿はまさしく人間。

  • Σ君でお送りするアス〇ヨゾラ????


 遅ればせながら、文スト第4期を無事リアタイ完走できました。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。考察や解釈はシーズン外でも別途続けていきますので、そちらも楽しんでいただければ幸いです。

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