【感想】文スト アニメ45話

※原作未読のアニメ視聴となります。台詞はアニメからのリスニング引用になります。


感想

  • 銃撃戦の作画めっちゃ気合入ってて嬉しい。我らが幹部が輝いてる。

  • 賢治君「本体(手帳)を切られたからでは?」ちょwww

  • 末広さんvs国木田さんの作画、夕日に照らされて二人の顔の凹凸がはっきり分かるの良い。

  • 護送されていると思しき太宰さん、正直目や耳や口や手元を塞いでも意味ないような気がしてたけど、鏡花ちゃんに散水装置起動させるよう遠隔で指示してたからビンゴだった。

  • ムルソー立方体だった気がするけど球体なのね。というか太宰さんが来たのにドス君が驚いてたってことは、太宰さんの行動が想定外だったのか。

  • 眠ってる長官の目が若干ピクピクしてるのリアル。

  • 本日の目玉「うきうきお悩み相談会」。からの「はい待ちたまえー一旦待ちたまえー」で腹がよじれた。だってドス君が言いそうな台詞じゃないんだもん、太宰さんがストップかけたくなるのも分かるよ。質問に入るまでの2人の顔が猫みたいだなって思いながら見てた。Q&Aの間延びした口調は本当に作画の口の形で声当てしているのでは。「次は私ぃー」の言い方もツボだし、さらっと言ってるけどドス君のアンサーはえげつないし、二人して笑ってんのも刑務所とは思えない空気。んでもってシリアスに突き落としていくスタイルね。いや事態は最初からシリアスなんだけど……。

  • ムwwwシwwwタwwwオwwwルwwwwww

  • ミッチェルのボロボロになった姿はショックでしかないだろうな。敦くんにそれを見せて同情を誘い、取引を成立させるフランシスの一面は私は好きではない。森さんも指摘した「強い方、勝ちそうな方につく」スタンスも同じ。でも敦くんの優しさは事実だし、それに救われた鏡花ちゃんは彼の行動を否定しないっていう。

  • 首領の嘘つき。社長との取引内容に嘘をついてまで与謝野さんを取り戻したいっていうのが逆に合理的でないように感じるんだけどな……そこのところどうなんでしょう? 与謝野さんだって「社長はそんなこと言わない」って分かってるのにさ。関係ないけど首領の「いいよ(いいや?)」が何かこう、グッときた。

  • Q:この取引、罠じゃないかね? A:そんなこと分かってたよ(ed入り)ニコニコのコメントで全く同じこと考えてる人いてさらに笑った。


考察に近い何か

 太宰さんの戦い方を見ていると、積極的に相手のテーブルに着きに行く人だなあとつくづく思います。
 DEAD APPLEでは首謀者である澁澤さん側についていましたが、真の首謀者であるドス君も含めた3人で「テーブルに着く」シーンはまさに的を射ていると言えます。また6年前の龍頭抗争では人質に取られて中原さんを待っていたし、本編の序盤でもマフィアに囚われました。しかし相手へのダメージに大小の差こそあれ、いずれも太宰さん(側)の作戦勝ちとなっています。普通の神経なら、指揮を担当する者が自ら囮や人質になることを前提に作戦を練らないはずです。ところが、彼は死を望んでいるから意気揚々と捕まりに行く。何より、それを実行できる環境や駒を持っている、あるいは用意できる太宰さんだからこそ可能になるのです。そして爆弾のごとく敵を内部から破壊していく。この「囚われの身を演じて劣勢を装いつつ、相手と同じ場所に立つことでその本懐を確実に突き崩す」という手法は、此度の天人五衰事件でも大活躍していることが分かります。
 一方で、この方法は「相手と同等の立場に立つ」という点においては、人の気持ちを理解するのみに留めることもできます。院長が死んで複雑な心境に陥ったときと、Qの異能を受けたときの敦くんにかけた言葉や、光の世界に行くことを諦めかけている鏡花ちゃんへの説得が、その例に当てはまるでしょう。決して「正しい人間」であるとは言えなくても、相手の懐を理解したうえで最善を導く方法を太宰さんは弁えているのです。
 ムルソーでドス君と対面した際の「君の策略を見抜くには、此処に座るしかないからね」という発言からも分かる通り、今回もきわめて理性的かつ合理的にちゃぶ台返しをしていく算段なのでしょう。それを阻止するべくドス君はどんな仕掛けを用意しているのか。今後の2人の立ち回りと手札に注目です。


 長々と書きましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。今回は特に作画が神がかってました。

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