【感想】文スト アニメ48話

※原作未読のアニメ視聴となります。台詞はアニメからのリスニング引用になります。


感想

  • どんな食事であれ確り「いただきます」を言えるし、自分の欲しい本でなくとも一応目を通す(しかし破く)あたり行儀が良い人なんだよな虫君。

  • 送り主である友・ヨコミゾさんへ嫌味満載の手紙を書くなかで、彼の死を何気なく綴った途端、その死をもたらしたのは自分だと思い返して現実に帰る虫君。その手紙はもう届くことはなく、自分の中だけで完結してしまうのが何ともやるせない。それなら「最早外の世界には、大して興味も持てん」って言うと思う。ヨコミゾさんの遺した原稿は虫君の弱みであり原動力。この「弱み=原動力」は他の登場人物にも、人間全体にも言える。

  • 鏡花ちゃんの「うれしい」がめっちゃ可愛い。虫君は相変わらず演じるのが下手だな……しかし何だこの茶番は……(褒めてる)。

  • 密室=追いつめられた状態になる=袋の鼠。これから先、虫君は追いつめられるたびにヨコミゾさんの幻影を見るんだろうな。トリックについては身体に染みつくほど散々議論を交わしたから、無意識に「ヨコミゾならこうする」って考えてるんだろうね。

  • 銀行に到着した坂口さんの顔が、完全に探偵社に対する「敵」のそれだったからヒヤヒヤして見てたんだけど、やっぱり分かってくれてたんだ。周りを誰も信用できないなかで、人一倍の覚悟を決め、神経を張り詰めさせている表情だったんだと納得。

  • 敦君たちの無実を訴えにいったこともそうだけど、それを暴露されて恥ずかしがるルーシーは可愛い。敦君はちゃんといろいろな人から信頼されてる。敦君の「ルーシーちゃん」呼びには正直びっくりした。

  • ルパンでの乾杯シーンはだめだよぉ……何回私たちの心を抉ってくれば気が済むんだ……。さんこいちの写真で「宝物 僕だけの」って歌詞が入ってとどめを刺された。反則でしかない。今期はエンディングが良い仕事してる。

  • 坂口さんと虫君に共通する「(もういない)友のために手を汚した」という姿勢。それだけで虫君が坂口に対する信頼を起こし、作戦に協力するきっかけに値するんだね。


 序盤「虫君……」ってなってたのに、まさか最後に黒の時代引っ張ってくるとは思わなくて後半は「坂口さん……」も追加になりました。

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