【感想】文スト アニメ61話

※原作漫画の内容も少し出てきます。ネタバレ注意。
※台詞はアニメからのリスニング引用になります。

感想

  • OPなしだと……?

  • 委員長の執務室のステンドグラス(鳩があしらわれ、世界地図の上に投影される位置にあった)が消えてる。刻一刻と終わりが近づく。

  • 覚悟を決めて「じゃあな」って言った文ちゃんの精一杯取り繕った笑顔も、ようやっと剣引き抜けるときのブラちゃんの踏ん張った顔も好きや。

  • 死んでなかったか社長! 全てが終わったかと思ったその瞬間、社長が肩を貫通した雨御前で福地さんを斬るとは。大指令くんの表情(?)を見るに、さっきと反対の命令されて混乱したんだよな、きっと。

  • ヘリポートにたどり着いたドス君。「ぼくに手傷を負わせるとは、矢張り太宰君はあの男以来の敵」あの男って? シグマ君二度と目覚めないだろうとか、どんだけの情報量流し込んだんだ。出血していないところから、ドス君の異能が使われたわけではなさそう。

  • えええええ?! 味方であるはずの吸血種が鉄パイプでドス君を刺した? やっぱり手負いのドス君が新鮮すぎる。ドス君の悔しそうなかつ痛みを堪える顔美味しいです。歩いてきた太宰さんの作画美し過ぎる。

  • ブラちゃん下半身生えた! 芥川さんより長身なのね。脚細っ! 敦君無事だったか! 乱歩さん敦君の鼻摘まんで起こすって……倒れちゃった。

  • 「己で操れないものを信じない」私もずっと気になっていたこと。ドス君は絶対しか信じないんだなって。太宰さんの乱歩さんに対する信頼が厚い。吸血種化してなかったか中原さん! まともに喋ってるとこ見たのヘリ原以来だからほっとした。 全眼カラコン痛いだろうな……水に潜ったし。不機嫌顔でメンチ切ってるの好きすぎて何度も見返した。

  • 「友の表情を見た瞬間、私は真相と己の過ちを悟ったが、それは我が剣が親友を寸断した後のことであった」ここの台詞から、「天人五衰の福地」ではなく「親友である源一郎」を斬ったって認識してるの重い。

  • 牙が取れない中原さんのしゃがみ方、わんこみたいで可愛い。「この手、昔よく使ったねえ!」「うrrるっせェ!」よくやってたのか、もう流石双黒としか。ドス君の最後の言葉は「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」、イエスが処刑されたときの言葉だね。神に何故自分を見捨てたのかと問う意味と、自らの身を神に委ねる=死を受け入れる意味がある。イエスはこの後復活するので、ドス君の復活説は(勝手に)有力視してる。

  • ポオさんの小説空間にて。福地さんと社長の幼き日の思い出。福地さんの目にハイライトが戻っている。彼の本当の目的は世界から戦争をなくすことだった。500人以下の犠牲を引き換えにした2億1000万人の救済。世界規模のトロッコ問題を、福地さんは一人で抱えていた。

  • 「おめでとうニコライ。彼を殺したかったんだろう?」「(ドス君の腕に手を伸ばし)嗚呼、その通りだ——(引っ込めて)否、違う——(また伸ばし、受け取る)否、その通りだ」道化を保てなくなったから言葉と動作が揺らいだのかな。

  • 戦争は我らと彼らの間でしか起こらない。だから人類を皆我らにしようとした。なるほどね。きんとんをかっぱらってきた福地さんも、ほうじ茶に乗せられて共犯になった社長も、無邪気な少年だったんだ。福地さんが「国家とは何か」を語りだした途端に景色に影が落ちる。社長が独裁の未来しかないと語りだせば日が差す。侵攻中止の命を下した時点で社長が人類軍の総帥になってしまったってこと? 今度は福地さんか、探偵社かというトロッコ問題を社長に課す。現実世界に戻り、福地さんの首魁を討とうと社長が剣を振り被った途端にエンディング、回想。分かれた木の枝に腰掛ける幼い二人がね。いつぞやの桜堤が思い出される。

  • 「貴方は狡い、卑怯です! 私の想いを知っていて……!」涙を流しながら、悲痛に訴える燁子さん。これがきっと素の一人称なんだよね。一途に想い続けて福地さんの本望通りにしようしたのに、福地さんが最期に呼ぶのは親友の名前。切ない。「他に方法はなかったのか」に対する福地さんの答えはなく、慟哭する社長。大指令、壊せないよね。親友から託されてしまったから。

  • 2時間後の世紀末感よ。宙に浮かぶ謎の人物は、雨御前持ってるし、面布の下の顔の傷跡からしても福地さんで合ってるよな? 昨日の呟きでも指摘したけど、面布の紋は「丸に三つ鏡」から丸をとったものに似ている。鏡は神の依り代とされ、三種の神器の一つも鏡。あとは高貴さや権力の象徴である鹿の角、羽衣から、神またはその力を媒介する神器の人格が降りたでビンゴかな。足首から下がなく、菱形の図形みたいなのに置き換わってるからそのまま本人ではなさそう。脚を覆うパーツは時計の長針・短針モチーフだろうか。それにしても切っ先をかざしただけでこの威力とは。

丸に三つ鏡(「家紋のいろは」さまより引用)
  • 芥川さんの新衣装かっこいい。やりとりからしても、この新双黒の関係の進展凄いな。最後の数分だけ劇場版見てるみたいだ。


 まさかの未了! よかった! まだ世界は終らない。製作、視聴などにより文ストを支えてきてくださった多くの皆様、ここまで本当にお疲れさまでした&ありがとうございました!

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