インファイトリー・レポート アーカイブレポート Note06:Su-30
今回はSu-30についてお話しします。
Su-30(旧称 Su-27PU)はSu-27UB型を戦闘用に発展させた機体です。ベースのUB型は元々練習機であり、構造が強固なものでした。そのため、その発展型のSu-30は重装備が可能であり、攻撃を受けた際の耐久性も高くなってます。愛称はSu-27から変わらず「フランカー」となっています。
Su-30はソ連崩壊後に開発された戦闘機で、西側諸国の機器を使用することを想定されています。その特徴が顕著に表れているのがM型であり、電子機器をフランス製のものに置き換えた個体も存在するといいます。さらには電子機器のみならず、機体の構造体にも西側諸国製の部品が取り入れられてものも存在し、Su-30はロシアと西側諸国の技術の結晶と言える機体となっています。
武器はSu-27のものを使える他、輸出先のインドが使用しているフランス製戦闘機の武器を装備することが出来ます。
Su-30は運動性能が非常に高く、その高さはアメリカのF-22と同等だと言われています。ポストストールマニューバも可能であり、空中での前後反転も短時間で行うことが出来ます。
Su-30は様々な派生型が存在し、多くの個体が他国へ輸出されています。また、曲芸飛行隊でも運用されています。現在でも新規生産が行われており、長期間活躍する戦闘機となるでしょう。