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みんなが彼に夢中

ミュージカル天国の本屋、観劇したよ!

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👼🏻発表からの心構え📚

郁人くんのお誕生日に発表されたのがなんだかとっても昔のように思える。郁人くん初のミュージカル。バラエティ番組で活躍してほしいのはもちろんだけど、歌もダンスも芝居もできるのが郁人くんの強みで。だからミュージカルって知った時に本当に嬉しかった…!待ってました…!

原作は観劇前に読んだ。帯付き嬉しい~! 読んだ感想としては、「さとし、めちゃめちゃ郁人くんぽい!」 さとしのセリフ、郁人くんの声ですんなり再生された!笑 ここまで郁人くんぽいキャラクターに会ったことがなかったから、どうやって演じるんだろうとわくわく。

あとはね、がっかりしないといいなあというちょっと不安もあった。外部舞台になるとジャニーズであること、ジャニオタであること、いろいろと環境のあれこれに疲れちゃうこともあったりするから、シンプルに作品を楽しめたらいいなあとハードルを上げたり下げたりしながら幕が上がるのを待ってた。(私にとっての良い外部舞台、悪い外部舞台についてもそのうち描きたい)


👼🏻感想あれこれ📚

そして迎えた初日! 

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私はすごくすごく好きでした!良かった!

第一印象としてはとにかく歌!歌!歌!歌が8割!郁人くんが「ジャニーズ人生で一番歌ってる!」って言ってたけど、こんなにか!!!と驚かされた。どの曲もキャッチーでつい口ずさみたくなる素敵な曲。今も頭の中が劇中歌でいっぱいだよ~~  ミュージカルって歌が好みかどうかが重要だと思ってて、その点素敵な楽曲にたくさん出会えたのは私にとってすごく幸せだった。

そしてなんと言っても朗読のシーン。圧巻の一言。さとしの朗読には不思議な力がある、という設定を見事に表現していたと思う。特に最初の「ヘンゼルとグレーテル」さとしがただただ読み進めていくのかなあと思っていたときに、お父さんが歌い出した時の衝撃!白山さんの上手さにグッと引き込まれるし、本屋のお客さんだと思っていたら人たちが入れ替わり立ち代りヘンゼルとグレーテルの役を演じていてもう目が足りない…! 中でも佐々木崇さん演じる青いサラリーマンがめちゃめちゃリアクションが良くて、観客の気持ちを表しているようだった。この歌とダンスと芝居にただただ圧倒される感じがミュージカルの醍醐味だなあ。2時間20分であることを忘れるくらい怒涛の歌唱力を浴びせられて満足。

あと一年前就活生だった身としては、さとしの気持ちが痛いほどわかった。私も特にやりたいことが明確にあったわけではないし、今の内定先も妥協という言い方はあれだけど、明確な理由があって選んだ訳では無いので、「僕は何がしたいんだ」という問いかけが辛かった。社会人まであと2ヶ月、配属地とか人間関係とか不安なことの方が多い。だけどさとしみたいに新しい環境を受け入れてとにかくやってみるしかないんだなあって勇気をもらえた。さとし20年卒に間に合ったかな?間に合ったら同期だから一緒に頑張ろうね!

全体的に原作の雰囲気をそのままにした優しい雰囲気に仕上がっていたと思う。

そして何よりも嬉しかったのは愛と理解とリスペクトのある演出家、菅野こうめいさんがいらっしゃったこと。郁人くんを良い意味でジャニーズ扱いせず、また良い意味でジャニオタに全く遠慮せず、ただただ良いものを作るという意識が随所に感じられた。優しくて聡明な方なんだなあ。


👼🏻キャストさんについて📚

0番に立つ郁人くん、すごく頑張ってた!ほんと出ずっぱりで体力も喉も心配しちゃうよ… 後半はかすれ気味だった時もあったから、いくら喉が強くてもケアしっかりね… とっつーからもらったハーブティー飲んでね…  前から歌は上手だけど、やっぱりすごい。安定感が増した。いつもよりハッキリ歌おうとしてるのが伝わったし、すごく聞き取りやすかった。客席後方まですぱーん!!!!と届く歌声が好き。郁人くんの高音が大好きだからたくさん聞けて嬉しかった。ほぼソロコンだね。声色の変化も好き。怒り、愛おしさ、やる気、悲しさ、覚悟。郁人くんってすごい表現者だなあと改めて思った。圧倒的に歌唱力が必要な本作で、一般的には歌のイメージのない郁人くんが主演に選ばれてその役割を全うしているところが誇らしい。これは郁人くんのこれまでの努力の賜物。それ以外にもお芝居も良かった!私は郁人くんのとことん整理された理詰めのお芝居が大好きで。いつでも最高水準のブレないお芝居をしてくれることに安心するし、感情の変化もしっかり読み取れる。あと仕事人のところも好き。初日、井上小百合ちゃんがセリフに詰まっちゃったところがあって、そこを優しく自然にあったかくフォローいれる郁人くんがとっても素敵だった。今までの経験から来る余裕と自信と懐の大きさを感じた。私の好きな郁人くんはこれだって思った。やっぱり私の自担世界一!!! あ、でも冴えない男を演出するためだと思うけど、肌色に合ってないファンデだけやめて!!!笑

そして井上小百合ちゃん!もうすっごくかわいい!そして華奢!郁人くんも華奢なのにさらに細い!なのに芯のある歌声がとっても素敵!お芝居もとっても上手でユイにぴったり!最初登場した時のヒロイン感がすごい。納得。ガチのフラダンスがめちゃめちゃかわいかった~!喉の調子が良くないというような噂を聞いたけど、それはあんまり感じられなかったなあ。ひなちまと言い、阿呆浪士の伊藤純奈ちゃんと言い、乃木坂のレベルの高さにびっくり。

ブラザートムさん!トムさん演じる店長ののらりくらり感の説得力がすごい。ボソボソと喋っていてもちゃんと聞こえる発声に脱帽でした。プロの技。パンフレットのインタビューで仰っていたけどセリフの言い回しとか、テンポとか毎公演変えていて、興味深かった。さとしとのアドリブも楽しみだったなあ。

そしてアンサンブルのみなさんのレベルの高さ!どの方もみーんな好きになっちゃう!特に伯鞘麗名さん!私とランチ行ってください!

👼🏻あえて言うマイナス点📚

概ね満足なんだけど、少しうーんと思ったところもあって。

一つはナルニア国物語の朗読のシーン、さとしはなぜ男の子に見覚えがあったのか、なぜナルニア国物語の話を読んだことがあると感じたのか。原作を読み直してみたんだけど、これについて明確な答えがなくて。さとしとユイの弟が現世で会ったことあったのかな~とか、さとしの生まれ変わり的な存在なのかな~とか考えつつ、私なりの解釈としてはこの本で何かが変わる予感がしたのかなあと。ここが起承転結の転であることを説明したかったのかな? めちゃめちゃ強調するにしては回収が曖昧でちょっと不自然かも。

【追記】ユイの弟に見覚えがあったのは姉弟の面影があったから。さとしがナルニア国物語を読んだことがあったと感じたのは、ユイがカフェで「タイトルは忘れちゃったけど子供たちが冒険する話」と話していたから。ではないかというお話を聞きました!納得!そう言われたらそう! マシュマロ送っていただいた方ありがとうございます☺️ 

あとさとしとユイのお別れのシーン。原作ではユイがさとしに「私をくすぐって」と言って、さとしのくすぐりによってユイが笑って、その御褒美にキス、という流れ。私このシーンがすごく好きで。天邪鬼なユイのかわいさが溢れる大事な流れだと思ってたんだけど、くすぐりがカットされてたのが残念だったなあ… コンプラ的にアウトだったのか…笑 ユイの「お願いを一つ聞くのも二つ聞くのも一緒でしょ?」のセリフ、あれ?お願い目を閉じての一つしかないような…?と思ってしまうし、さとしがいつユイのことを笑わせたっけ?となってしまうので、ここはセリフを変えても良かったかなあと。

そして最後、ラストシーン!さとしとユイ出会うの早すぎでは? しかもお互いがわかっちゃうんだ!って気持ちはあるけど、2人に幸せになって欲しい、ハッピーエンドで終わらせたいという菅野こうめいさんの意志がすごく伝わってきたかな…笑 このあとの結末がどうなるのか、観客に委ねる形でも面白かったのかなあと。それこそアヅマとナカタが「ユイとさとしにとって、どっちが幸せだと思いますか?」 って疑問に思うシーンもあるし。 でも白の衣装が結婚式のように見えるのはとても好き。セットの二階部分の装飾、最初は天国ぽいな~と思ってたけど後半は教会なのかな?とも思ってた。教会で結婚式を挙げる2人と祝福する参列者、そして見守る神様。

もやっと部分はあるけど、「でもまああの店長いい加減だしな!」と許せるような緩さというか温かさがあったのと、そもそも原作が理詰めで書かれた感じではないので、許せるというか。台無しになるほどではないかなあと思うので、全体としての評価はすごく高い。


👼まとめ📚

「朗読の日々」が好き。スポットライトを浴びたさとしの周りを笑顔のキャストさんたちが囲んで「みんなが彼に夢中」って歌うのほんとに大好き。私の気持ちを代弁してくれてるようでなんだか毎回泣きそうになってた。そう、みんな彼にさとしに郁人くんに夢中。

東京公演中、郁人くんってとっても愛されてるなあって実感することが多くて。公式Twitterだったり、共演者の方のツイートやブログだったり、小百合ちゃんファンの方の意見だったり。共演者の方がラジオ聞いてくれるのも嬉しいし、ブログでべた褒めしてくれるのも嬉しいし、「河合くんがさゆの相手でよかった」「河合くん、さゆをもらってくれ」なんて最大の褒め言葉だと思うし。そうやって、私の応援している人がたくさんの人に愛されてるのが誇らしくて、やっぱり郁人くんは最高の自担だなあと。トリッパー遊園地のときもそうだけど、郁人くんなりの座長の姿が確立されてきたんじゃないかな。仕事場でいい関係を築けるところ、シンプルに人として尊敬する。彼が笑えばファンも増えていく。テレビみたいにバーンッ!と認知度が上がるわけでもないけど、こうやって生で見て本質を分かってもらって人気が上がっていくのは理想的な形だと思う。

私も死んだら天国の本屋に行きたいなあ。またヘブンズブックサービスのみんなに会えますように。

そしてまた郁人くんのポテンシャルが100%発揮されるような素敵な作品と出会えますように。郁人くんとはしばらく会えなくなるので、会えない日々を大事にして愛を育てたい🥺笑

健康第一で大阪公演を無事に走りきれることをお祈りしています!

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