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マラソン/トライアスロン

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マラソン、トライアスロン、等の持久系スポーツに関する情報を提供しています!
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#筋力トレーニング

あなたは大丈夫!?ランニングを開始する前にチェックしておきたい大事なこと…

新型感染症の影響で仕事がテレワークになり運動不足を懸念してランニングを始めたという人も多いと思います。 が、ランニングを開始する前にチェックしておきたい大事なことがあるのをご存知ですか!? 今回はランニングを開始する前にチェックしておきたい大事なことについて考えてみたいと思います。 1.ランニングを開始する前にチェックすべきこと ランニングを開始する前にチェックしておきたい大事なこと、それはズバリ『脚筋力』です。 なぜなら、脚筋力が十分ではない状態でランニングを開始

フルタイムワーカーがサブスリーを達成するためのトレーニングに関するアイデア

フルマラソンレースに参加し始め、完走経験が増え記録が伸びるにつれて多くのランナーが頭に思い描くようになるのが「サブスリー」ではないでしょうか。 私はロングトライアスロンレース出場に向けてのラントレーニングの一環ととしてフルマラソンレースに初めて参加したのですが、初マラソンレースの完走タイムが3時間16分、その約9ヶ月後に参加した2度目のフルマラソンレースの完走タイムが3時間9分と、僅かばかりタイムが向上したのを機に「サブスリー」を意識するようになり、2度目のフルマラソンレー

市民ランナーのためのフルマラソン対策講座Vol.2スライド動画(有料)

2019年6月22日に開催したセミナー「市民ランナーのためのフルマラソン対策講座」のセミナースライド動画および概略を有料配布致します。 市民ランナーがフルマラソンの準備を開始すべき夏場のランニングトレーニング(練習)に関するヒントや市民ランナーがウエイトトレーニングを実施すべき理由・目的について解説したスライド動画となります。 本スライド動画に音声等による解説は含まれておりませんが、セミナーご参加者の復習として、今後のセミナーの予習として是非ご活用下さい。

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そもそもランナーにウエイトトレーニングは必要か?というご質問

最近、オンラインランニングカウンセリングにおいて「そもそもランナーにウエイトトレーニングは必要なんでしょうか?」といった質問を多く頂きます。 「そもそもランナーにウエイトトレーニングは必要なんでしょうか?」という質問に対しては「正直な話、あなたがウエイトトレーニングを必要(時間的都合を含む)ではないと考えていて、あなた自身が故障することなく十分な練習が出来ているのであればウエイトトレーニングは必要ないのでは!?」とお答えさせて頂いた上でランナーにとってのウエイトトレーニング

やっぱりフルマラソンは特殊な持久系競技!?

近年、長距離走競技のスピード化がより進行し、その練習に対する考え方を変えなければならないといっても過言ではない状況においても、フルマラソンの準備(練習)については、これまでの考え方と大きく変わらず多くの走練習を行う必要があることは否めないと考えています。 もちろん、練習量(総走距離)とフルマラソンタイムが直線比例関係にある訳ではないと考えられますが、端的にいえば42.195kmをより速く走る練習が必要であるといえる訳ですから、他の長距離走種目の練習に比べて練習量が多くなる(

フルマラソンの準備としての長時間走(長距離走)とウエイトトレーニング

フルマラソンシーズンが概ね終結する春先になると、来シーズンのフルマラソン挑戦に向けて市民ランナーからアドバイスを求められることが多くなりますが、自身の経験を踏まえたアドバイスとして長時間走(基本的には3時間走)をお勧めするようにしています。 フルマラソンの準備として3時間走をお勧めしている理由の背景に確固たる科学的根拠はないのですが、自身の経験として3時間走に取り組み始めてからサブスリーを達成することが出来ましたし、フルマラソンに関連する先行研究を踏まえて考察すると、3時間

フルマラソン挑戦とウエイトトレーニングの関係

2018-2019年のフルマラソンシーズンも終結を迎え来シーズンに向けての準備を開始している市民ランナーも多いのではないでしょうか!?また、来シーズンこそはフルマラソンに挑戦してみようと考え、その準備を進めている市民ランナーもいらっしゃるかと思います。 そこで、今回は市民ランナーがフルマラソンに挑戦する上で必要とすべき体力要素について改めて考察し、フルマラソン挑戦とウエイトトレーニングの関係について考察してみます。 ●フルマラソンに必要な持久力は? フルマラソンは持久系

持久系アスリートが取り組むべきウエイトトレーニング。。。

最近では、持久系アスリートにとってもウエイトトレーニングが重要であるという考え方が普及、浸透しつつありますが、まだまだ誤った情報が飛び交っているのも事実であり、危険とも思しきウエイトトレーニングを行っていたり、非効率極まりないウエイトトレーニングを行っているケースを多々見かけます。 折角、競技練習以外にウエイトトレーニングに取り組む訳ですから、ウエイトトレーニングに割く時間が無駄にならないように、そして、無駄な労力を費やさないように、更に無駄なケガをしないように、正しく安全

最大酸素摂取量の向上という視点からウエイトトレーニングの必要性を考える!

長距離走競技パフォーマンスを決定する要因について、古くから最大酸素摂取量に代表される最大能力に着目したものや乳酸性作業閾値(LT)に代表される最大下能力に着目したものを中心に数多くの検討が行われていますが、長距離走競技においてはそのエネルギー供給が主に有気的に行なわれるために,最大酸素摂取量が競技成績を決定する重要な要因の一つであることが報告されています(SjodinとSvedenhag,1985)。 先行研究では、一流ランナーの最大酸素摂取量は70~85 ml/kg/mi

ケネニサ・ベケレ選手のラストスパートから中長距離走競技者にとってのウエイトトレーニングを考える!

2016年9月25日に開催されたBerlin marathon 2016でのエチオピアのケネニサ・ベケレ選手のラストスパートは圧巻でした。 このベケレ選手のラストスパートを観て改めて感じたことは、今後、中長距離走競技は距離に関わらずラストスパート能力の高さが競技パフォーマンスを決定付ける要因になるといっても過言ではないということです。 当方は筑波大学大学院にて、このラストスパート能力に関係する生理学的要因に関する研究を行って修士課程を修了したのですが、当時は運動生理・生化

「鉛直スティフネス」という視点から長距離走競技選手がウエイトトレーニングに取り組むべき理由を考える。

従来、長距離走競技は何より如何に多くのエネルギーを産み出せるか、が重要であると考えられていたことから最大酸素摂取量の高さが重視され、長距離走競技パフォーマンスを向上させるために最大酸素摂取量を高める(トレーニング)方法に関する研究が数多く行われてきました。 ところが、近年では長距離走競技パフォーマンスを向上させるために、如何に多くのエネルギーを産み出せるか、は勿論のこと、産み出したエネルギーを如何に走速度に換えられるか、その走速度を如何に維持するか、が重要であると考えられる

陸上長距離走競技選手とストレングス&コンディショニング

多くの先行研究によって陸上長距離走競技パフォーマンスは、最大酸素摂取量、乳酸性作業閾値、ランニング効率という3つの生理学的要因により決定されることが明らかにされていますが、近年では、ランニング効率がより重要な要因であると考えられるようになり、特に競技レベルが高くなればなる程、その重要度も高くなる(1)と考えられています。 そこで、ランニング効率を改善するという視点から長距離走競技選手にとって必要とすべきストレングス&コンディショニングプログラムを再考してみました。 ●何故

中高年ランナーとウエイトトレーニング

近年のランニングブーム、マラソンブームの勢いは衰えず、むしろ年々勢いが増しているようにも感じますが、ランニングは誰もが手軽に実施出来る運動ですので、例えば陸上競技経験のない人が健康のためにと中高年になってからランニングを始め、ただ単に日々ランニングするだけに留まらずレース(大会)に出始めたというケースも増えているのではないでしょうか。 ランニングは健康維持・増進に有効な運動であることは疑いようのない事実ですが、中高年の方々がランニングトレーニングを健康的に継続していく上で、