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マラソン/トライアスロン

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2018年3月の記事一覧

無酸素性作業閾値について

持久系アスリートのトレーニングにおけるトレーニング強度を考える上で無酸素性作業閾値(Anaerobic Threshold = AT)に関する理解を深めることは非常に重要です。そこで、今回は無酸素性作業閾値について以下に解説致します。 エネルギー供給機構について 無酸素性作業閾値を理解する上では、運動時に必要とされるエネルギーが私たちの身体の中でどのように供給されているのかを理解しなければなりません。 まず、私たちが運動を行うためには骨格筋が収縮する必要があります。 そ

ランニングトレーニング管理シート(有料)

「市民ランナーにお勧めするトレーニング管理手法」という記事(下記、参照)で述べたように、通り限られた時間の中でトレーニングすることを余儀なくされている市民ランナーは、出勤前、あるいは、帰宅後、場合によっては昼休みに「30分間から1時間程走って終わり」さらに、その殆んどが「毎日同じようなペースでのランニング」という内容でランニングトレーニングを行なっているのではないかと推察されますが、Fosterは、このような単調なトレーニングを続けることでオーバートレーニング(症候群)を引き

¥200

マラソンSub2を達成するために…

2017年5月6日、マラソンSub2(2時間切り)に挑戦するNIKEのプロジェクト「Breaking2」がイタリアのモンツァ・サーキットで行われました。 結果は惜しくもSub2ならずではありましたがエリウド・キプチョゲ選手が、現在の男子マラソン世界最高記録2:02’57”(デニス・キメット,ベルリン,2014)を大きく更新する2:00’25”という記録(非公認記録)を樹立しました。 ●マラソン2時間の壁は破れるのか!? 1991年にJoynerによって人間がマラソン競技

陸上長距離走競技選手とストレングス&コンディショニング

多くの先行研究によって陸上長距離走競技パフォーマンスは、最大酸素摂取量、乳酸性作業閾値、ランニング効率という3つの生理学的要因により決定されることが明らかにされていますが、近年では、ランニング効率がより重要な要因であると考えられるようになり、特に競技レベルが高くなればなる程、その重要度も高くなる(1)と考えられています。 そこで、ランニング効率を改善するという視点から長距離走競技選手にとって必要とすべきストレングス&コンディショニングプログラムを再考してみました。 ●何故

Bike Training Tips

今回は、当方がデュアスロン(Run-Bike-Run)競技、トライアスロン競技に取り組んでいた時の基本的なバイクトレーニングプログラムをご紹介します。 当時、当方は普通の会社員として通常勤務をしていましたので、トレーニングに割ける時間に限りがあり、限りある時間の中で効率的なトレーニングを実施しようと試行錯誤していました。 (それでも職場の理解もあり昼休みに1時間のトレーニング時間を確保出来たのは恵まれていたのではないかと思いますが。。。) 試行錯誤を経て、効率、効果を追

中高年ランナーとウエイトトレーニング

近年のランニングブーム、マラソンブームの勢いは衰えず、むしろ年々勢いが増しているようにも感じますが、ランニングは誰もが手軽に実施出来る運動ですので、例えば陸上競技経験のない人が健康のためにと中高年になってからランニングを始め、ただ単に日々ランニングするだけに留まらずレース(大会)に出始めたというケースも増えているのではないでしょうか。 ランニングは健康維持・増進に有効な運動であることは疑いようのない事実ですが、中高年の方々がランニングトレーニングを健康的に継続していく上で、

One-Hour Workout: Brick-Build Bike/Run Quad-Burner:ブリックビルドBike/Runトレーニング

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One Hour Workout: ”2-Prong Power” バイクスプリントトレーニング

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トライアスリートにとってのFTP;Functional Threshold Powerという概念とウエイトトレーニング

●Functional Threshold Powerとは 近年、サイクリストやトライアスリートの間で注目されているFTP(Functional Threshold Power)という概念、指標は書籍「Training and Racing with a Power Meter」の中で、その著者Andrew Coggan(PhD)によって提唱された概念、指標であり「1時間のぺダリング運動において持続可能な最大出力」と定義されていますが、以下の先行研究によれば8分間最大出力テ

5 Training Mistakes Most Triathletes Make:多くのトライアスリートが犯している5つの間違い

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How You Complete Your Swim Stroke Is Key:ストロークを完成させるためのポイント

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One-Hour Workout: ペースコントロールのためのスイムスピード変化

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