【電子書籍出版】書くことで、いろんなことが見えてくる

読書しているときや会話しているとき、メールのやりとりなどと、本を書くことで意志が伝わる印象は随分、違うのだなあと感じました。そんなこと、今まで考えたこともなかったのですが、これから本を書こうと思っている人にはぜひ、読んでもらいたいと思います。

なぜなら、会話の最中は「え?」という顔を察知して、言い直すことや、「どうしてそうなるの?」って聞き返すことが可能です。なんか聞いてない感じだなと思ったら、雰囲気を察してもう一度、言い直したりすることもできます。

でも、本を書く場合は、最後まで一方通行のままですので、誤解されたら誤解されたままで最後まで進んじゃうということなんです。

書き終わって、そして反応を聞いて、自分の「思い」がこんなにも誤解されて伝わっているという、他人のレビューを聞いてみて初めて知るのです。また、それが知り合いだったりすると、大した本でなくても、大絶賛してくれることすらあります(^^;

たぶん、企業の社長さんや先生という職業の人なんかは、自分が言ったことが全部伝わってないっていうことは、よくわかっていることかもしれませんが、私には結構、衝撃でした。


一所懸命、書いたことが伝わってない?

まず、本当にびっくりしたのが、統計を見ても読書する習慣がない人があまりにも多すぎること。楽天ブックスの調査によると、社会人の年間読書量は「ほぼ6冊未満」?? たったの6冊ですか? 今は電子書籍が増えたので紙の書籍は減りましたが、若いころの私なら1週間で読んでいた量より少ないです。それに引きかえ、コミックや漫画を読んでる人は多いようですね。だから、

読むよりも見る

ことに慣れている。さらに、インターネットの情報が増えているというのもあります。読書に慣れていないのだから、書いていることを素直に受け取ることができない人が多いのも頷けます。少なくとも本を書こうと思う人なら、常に読書は必須ですよね。

そして、場合によっては、書いたことがそのまま理解されないという可能性もある、誤解されたらどんどんそれは広がる。それは私にとってはとても驚きでした。誤字脱字とか、言い回しの違いとか、そういうことじゃなく、本の本筋がわかってもらえてない(笑) 普通に会話では意思疎通はできる人でも・・・なんで? 言い方が拙いということもあるのでしょうが・・・、よりによって本のテーマを否定する人がいる? 英語学習より先に日本語を、、、というのも頷けます。

車の運転でいうと、サンデードライバーのようです。毎日運転している人と、サンデードライバーの動きはかなり違います。道に迷ったドライバーはもっと(笑)

常に読書している人と、たまにしか読まない人では読解力が相当違います。また、私という人を知っている人と、完全に初めて本を読む人でも随分違うでしょう。こんな経験をしている私なら、こんなこと言いがち、ということも私を知っている人にはわかるでしょうが、初めての人にはそれがわかりません。

だから、何がいいたいかというと、拙いなら拙いなりに、書き続ける必要があるんだなあと感じたということです。

読まない・信じない・行動しない

コピーライティングの世界では、3つのNOTとよく言われますよね。

自分の表現力が拙いということもあるでしょうが、それに加えて3つのNOTがあるものですから、「本に書いていないことを勝手に思い込み、アマゾンの評価1がくだされる」なんて考えてもいないことでした。ちょっとこれは・・・ですよね。

知っている言葉しか聞こえない、理解できない

年代にもより、時代が変われば感じる印象も違うというのもあるのでしょうが、同じような体験をしたことがあります。

自分が経験してきた、テープ起こしの世界でも同じようなことがありました。私はグループで組織を動かしていたので外注に下起こしに出してチェックをすることも多くありました。講師の言っている言葉が、そのとおりに聞こえない人が多すぎること。

テープ起こしというのは、専門分野で自分の経験の中で一般的に新聞・テレビ・雑誌で知られる内容とは一線を画して、最先端の分野を扱います。知らない専門用語もたくさん出てきます。業界用語や短縮語も頻繁に出てきます。ですから、多分野を扱うわりに一般的に知られた言葉ではないものも多いのです。

たとえば、宗教の講話を扱ったことがありますが、「お浄土はこの世にあるのです」という見解で講話が進んでいました。とても量が多かったので数人の人に下起こしをお願いしていましたが、「浄土は彼の世にある」という思い込みの人は、すべて逆の聞き取りをしてしまって、とてもクリアな音声だったにも関わらず「ます」「ません」に聞こえている人が多いこと。。。

私の空耳かと疑ったぐらいですが、あとで聞くと複数人がそうなのです。これが複数人で文書をつくるときのワナですね。きっと共著などでも、このようなことが起きているのではないかと推測します。

知っている知識だけにとらわれると、知らない専門用語とか聞こえているものが全く違う言葉に聞こえます。そういうときに、私は必ず、アドバイスとして、「この言葉はこのように聞こえませんか」というメールで返します。「確かに何度も聞いたらそのように聞こえました」と。100%の確率でそのように返ってきました。

「思い込み」というのは恐ろしいもので、「A」という思い込みがあると、そのように言っていなくても、そのように聞こえてしまうのです。読書も、同じように、「A」という思い込みがあると、そんなことはどこにも書いていなくても、そのように理解してしまう、似ているところがあるなあと思いました。


なんかちょっとお説教くさい感じもしたかもしれませんが、書いているうちに、こんなことを感じたので、これから本を書く人には、ちょっとこんなことも頭の片隅においてほしいなあと思って書いてみました。

だからといって、親切に書きすぎるというのもまた、いろんな弊害があるようなので、どんなスタンスで書くか、そのへんはこれから私も勉強ですσ(^_^; まあ、電子書籍は動画や音声、Webへリンクするなどいろんな使い方ができるので、文字だけにとらわれる必要もないんですけどね。伝えるにふさわしい表現方法はこれから、しっかり考えていかなきゃと思っています。

これから電子書籍を書いてみたいという人へおすすめの本
電子書籍出版のサポートをしたおりに感じたこと、初めて本を書く人に伝えたいことを書いてみました。レビューを見ると数冊出している人にも、得るものがあったようなので、書くことで夢を叶えたい人におすすめです(*^^*)



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