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一国一城の主になりたい方

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先日Twitterでアンケートをとってみました。内容は「独立したいか?雇われで立場を作るか?」別にどちらが良いとか悪いとかはないです。どちらでも労力値はかかるし楽とかもないです。画像は西葛西で自分がやってたBarの写真です。今は違う方が店名も内装も変えてらっしゃいます。

独立したい方へ

まず何をすべきか。アンケートの内容を見ると1番多かったのが【時期は決めてないけど独立志望】でした。いずれは独立を夢見て奮闘されてると思います。

では【いつから、どこで、何を、誰相手に】商売するのでしょうか?1日のお仕事後に具現化し続けるのが早いのかなと。真っ白な紙に何も考えずに絵を描く感じです。都心、地方、大箱、小箱どれでも良いでしょう。ご自身の力量でやってみたいお店のイメージを書き殴ってみましょう。

それが出来たら数字を付帯して計算してみましょう。例えば画像のBarは家賃15万でした。単純計算で日割売上5〜7万で計上してました。カウンター8席、テーブル1卓4名。回転と満席率考慮しても単価3,500〜5,000円で15〜20名稼働が必要となります。そこに至る集客計算が次の課題となります。

美味いものを出すよりもお客様を呼べる実績がモノを言う

なので次は集客をどうするかとなります。外部媒体(ネットや食べログ)などもありですが、自分がやってたのは

【前の店時代のお客様を呼ぶ】

【都度近隣に挨拶回りに行く】

これに尽きてました。お客様の連絡先だけでも500を超えてました。電話帳アプリでヘビー、ライト、ポテンシャルと仕分けをし時間が有ればメールや電話などして繋いでいました。大事なのはは「来てください」とは言わず「元気にやってるよ」程度のアピールに達してた事です。なので、お客様へは営業くさいとかではなく「興味、関心の隅っこに存在を置く」だけで気軽に通えるお店を認識してもらいました。結果店以外でも今でも続いてるお客様も多数います。

もう一つ心がけてたのは近隣のコミュニティとお付き合いを大事にしてました。何かイベントがあれば顔出したりお手伝いしてました。上と同じく義理かけるというかは「あんなお店あるんだ。」と認識してもらうくらいでした。結果としてちょいちょい気にかけてもらったり助けてもらったりもありました。

料理も出してましたが近隣のお店と比べると抜群に抜けてるほど美味いというわけでもなかったです。なのに

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この急な階段をわざわざ登ってもらって靴も脱いでいらっしゃるお客様が多数おりました。


では話を本題に戻すとして独立したい人は今何をすべきか?

自分のファンを1人でも多く作る

夢と算盤を持ち続ける

たまにオフ会で「僕、独立したいです。今は〇〇で仕事してて」という相談を受けます。そういう人へ上の質問をしてます。「じゃあ君の店がオープンした時に満席に出来るほどお客様呼べる?」と聞くと大抵止まってしまいます。やりたいお店のイメージはついてる。でもそこに座るべきお客様のイメージがない。大抵言うのは「食べログとか宣伝して」ということ。せっかくの主がオープン初日に顔なじみのお客様で埋まることが出来ないなら、それは力不足です。冷たい言い方ですがそれが現実です。上のBarでは初日の売上は43万です。日割り売上目標5万の店なのに笑

それほど圧倒的な集客力を今のお店で働きながら、身につけておくのが大事なのかなと。その為に貴方の立ち位置でお客様に触れることがどこのタイミングであるか?どうやって連絡してくか?色々考えてみてはいかがでしょうか。考えついでに先程のビジョンに数字をどんどん付けてやって行けるのか?開業資金はどうやって調達してくのか?そういうのを考えるのも大事です。今はネットで調べれば家賃もわかるし、開業計画支援制度などもわかります。行き帰りにチラッと覗くだけでも有意義です。そこに具現性が生まれ

「あれ?イケる?」と思えば準備に入っても良いのかなと。でも大事なのは「うわぁ〜無理だぁ」と諦めて欲しくないのです。何が足りないのか改めて見直して、そこを埋める努力が必要です。飲食業であれば今はコロナでお店が落ち着いてるからこそ、向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか?


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